あとがき
『どうやら世界の命運はカードゲームが握っているらしい』
ついに、この物語を無事に完結させることができました。
最後までお付き合いくださった皆さま、本当にありがとうございます。
気づけば、完結するまで約三年。百万字を超える長編となっていました。
途中から読んでくださった方も、最初から見守ってくださった方も、そしてブクマや評価、感想などで支えてくださった皆さまのおかげで、ここまでたどり着けました。本当に、感謝しております。
この物語の主人公であるサチコは、最初はただの目的意識だけでカードゲームと向き合っていました。けれど、物語が進むにつれて、カードゲームやこの世界に対する気持ちにも、少しずつ変化が生まれていきます。
この世界で誰かと出会い、その人柄に触れ、心を動かされていく……そんな彼女の心情が、読者の皆さまの心とも重なってくれたら。そんな願いを込めながら、執筆してきました。
サチコと同じように、最初はただの興味程度でも、読み進めるうちにその気持ちが少しずつ深まり、最後にはこの物語を「好きだ」と思っていただけたなら、それ以上に嬉しいことはありません。
本編はこれでひと区切りとなりますが、ご希望があれば番外編なども検討していきたいと思っております。一旦ここで完結済みにチェックをいたしますが、不定期に細々と更新いたしますので、気が向いたときに覗いていただけたら幸いです。
とはいえ、まずは少しだけお休みをいただきながら、新しい物語の準備を進めていくつもりです。
次は、サイバーパンクな世界を舞台にした物語をお届けできればと構想しております。
また別の物語でも、ここで出会えた皆さまと再び巡り会えることを願いながら、一筆一筆、物語をしたためていきますので、もしも、次に気になった小説の作者が私だったなら……その時は、またよろしくお願いいたします。
いつかまた、ページの向こうでお会いしましょう。
最後に、『どうやら世界の命運はカードゲームが握っているらしい』を「読んでよかったな」と感じていただけたなら、そっと評価ボタンを押していただけると、今後の創作の大きな励みになります。
勿論、この物語があなたの中に少しでも残ってくれていたなら、それだけでも十分です。
皆さまの応援に、心より感謝をこめて。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
てしモシカ