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#『第八章』#

 この度は チート級なドラゴン……竜に転生ってありですか? を選んでいただき誠に感謝します。


 今章では私が現実で忙しく、見直しをする時間がなく登校日になり投稿しました。なのでたくさんへんなところがあったり、間違えていたりすることがありますが、ご了承ください。


面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。







「あっ!忘れてた!」


 激しい握手の最中に俺はシュンランを追いかけるため二種族を置いていったことを思い出し、そう言う。

 するとシュンランは握手をやめ、俺に、


「ん?何が?」


 と聞いてくる。

 とりあえず俺は今までの牙狼族とのことをあらためて説明することにした。

 ……

 …

 牙狼族、ゴブリンたちのところを離れてから多分二〇分くらい経ったと思う……。うん、やっぱり嘘。少し時間を盛ったけど大体これくらいの時間は経っている。


「だからそろそろゴブリンたちのところに戻らねぇと」


 俺はシュンランに言う。

 するとシュンランは納得してゴブリンたちがいるゴブリン村に歩き出た。

 ちなみに俺はその歩く姿を後ろで見ていて、


「はぁ……」


 と大きなため息をついて手で頭をおさえる。


「そっち、ゴブリン村と真逆だぞ……」


 するとシュンランはルンルンに歩いていた足を止めて首だけ右回転させて俺の方に向き、くちびるを巻き込んで、眼球は左上を向いて、顔を赤くして恥ずかしげにしながらゆっくりと俺の付近まで歩いてきた。

 変顔ではもうないが、顔と耳はまだ赤いままなのが面白い。

 するとシュンランは、


「先頭……、お願いします……」


 とうつむきながら言うもんだから俺はそれを見ていて思わず、


(叡智者、写真取っといて……)


 と俺はしぶい顔をして叡智者に念話で言う。

 この行動は男性、もしくはL、B等なら理解してくれるだろう。

 ※Lはlesbianレズビアン、Bはbisexualバイセクシュアールを指す。


〔否、そのようなことは今現時点の私では不可能です〕


 と叡智者に言われて断られてしまった。

 完全にキッパリ『不可能です』と言われてしまい俺は内心、


「チッ!」


 となっている。


「あっ、嫌だったらいいんだけど……」


 するとシュンランが俺にそう言ってきた。

 俺はなんのことなのかさっぱりわからない。なんで今シュンランは俺に遠慮えんりょしたのかがさっぱりわからないのだ。


「いや、別に大丈夫だよ」


「それならよかった……。私がそう言ったら舌打ちしたもんだから嫌なのかなぁって思って……」


 そうシュンランが不安そうに言ってきてようやくわかった。

 どうやら俺の舌打ちが気づかないうちに口から出ていたらしい。


「そのことね……。今さっき少し考え事しててさ。安心しろ!、シュラのことについてじゃねぇから」


 一応さっきの話はしないほうがいいなと俺は瞬時に思い、答える。

 するとホッとする顔をしたシュンランを拝めることができた。


「とりあえず行くか……」


 そうシュンランに言ってゴブリン村の方に振り向き、俺が先頭として歩き出る。

 シュンランは俺から約三メートルくらいの距離を保ちながら後ろについてきている。 


(やばい……。俺、シュラにあってからエロジジィ思考になってる気がするんだけど……)


 それに応えてくれる者は誰一人としていなかった。

 そう、叡智者もだ。

 ……

 …

 少し歩いてようやくうっすらと木々の少しの間からゴブリン村が見える距離まで来た。


「シュラ、ここらへんで俺らを除いてたよな」


 俺は手を頭で組み、後ろ歩きで進みながらシュンランに言った。


「もぉー、別にいいじゃん。終わった話なんだからぁー」


 顔を手で隠しながら言うところもエェーなぁーと思ってしまう俺……。

 そう話しながらも着々とゴブリン村には近づいていく。

 そしてついに……、ついにゴブリン村に着き、中に入ると、真前には牙狼族が整列して俺を待っていたらしく、座っていた。


「お待ちしておりました。シルダ様!」


 すると牙狼全員が俺へ一斉に言ってくる。

 俺は一斉に言われた言葉を聞いてとてもいい気分になり、顔が緩んでしまった。

 なんせ俺の目標は『崇め奉られる存在になる!』なんだからな!

 崇め奉られる存在になるためにはまず、『守護者?』『守護神?』になる必要があると思っている。

 そして守護……っナントカになるためにはまず小さくてもいいかられで行動する者たちを俺が守ることを積み重ねていくのが大切だと思っている。


「無礼なことをお聞きになりますが……、そちらにいらっしゃるお方はいったい……」


 そんなことを考えていたら新頭首となった牙狼が俺にそう言ってくる。


「紹介するよ。彼女は春蘭シュンラン第四進化形態だいよんしんかけいたい上位グレータースライムだ」


 ちなみにシュンランから第四進化形態と聞いたわけではない。

 命名したことによりエクストラスキル命名に項目が追加されて、どうやら命名した者のプロフィールを知ることができるらしい。

 この情報を俺は叡智者が教えてくれたことによって知ったのだ。


「……こっ……ここっ……これからよろしくお願いします……!」


 紹介するとシュンランは緊張しているのだろうか、ピシッと立っている体を九〇度に曲げて礼制する姿を見て俺は目を見開いてしまった。


「とっ、とにかく仲良くしてやってくれ」


 俺は牙狼族に向き直って言う。

 そしてもう一つ、


「お前が頭首だよな?」


 牙狼族の真ん中に座っている牙狼を指で指して確認する。


「はい、その通りであります」


「じゃあ君に名を付けようと思うがいいか?」


 そう俺が言うとシュンラン以外の近くにいる知性ある魔物がワサワサし始めた。

 さすがに全員命名できるほど俺は強くない。だから最低でも頭首とか、ゴブリンだと村長とかに命名することを決めた。


「よっ、よろしいのですか?我みたいなものがシルダ様に名をつけていただいて……」


 頭首の牙狼が立ち上がり俺に言ってくる。


「ん?別にいいぞ」


 ちなみに今ゴブリンらはこの場にいない。

 だから村長には後で名をやろうと思っている。


「ここまで来い……」


 頭首を近くに呼ぶ。

 ラ○ガと名付けたいがやめておこう。

 目の前で頭首は座る。

 しかしまだ俺は悩んでいる。どう言う名にしよかをだ。

 ……、牙狼の『ガ』は入れたい。


「よし!お前の名は『ベルガ』だ」


 そう言うとシュンランの時と同様に淡い光ガベルガを包む。

 しかし今度は人型のようになるのではなく、全体的に淡い光が広がっていく。

 ベルガの進化は人型にならないと言うことだろう。

 そして……、そしてそして、俺はベルガの淡い光が消える前に気を失い、倒れてしまった。




     ◇◇◇




「…………」


『君…………』


「…………」


『…… な・に・も・の・? ……』


「…………」

面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。

次の投稿日は9/6(火)までに投稿する予定です。

※夏休みが終わりこれから投稿する予定が変わってくる可能性があります。つまり、投稿日が遅れる可能性があるということです。ご了承ください。

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