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詩の目次

作者: 冬野三月

猫が歩いた

塀の上を

飄々と


僕はそれを見た

僕だけが見た

猫は歩いていく

我が物顔で

僕を気にも留めず


僕は気の済むまで猫を眺める

猫は歩き去っていく

そして塀の向こう側へ飛び降りて

僕の視界から消えていった


僕は追いかけはしない

大人だから

塀を乗り越えて人様の敷地に入り込むことはしない

大人だから


猫は消えた

僕はその行方を知ることはない

ただ道を歩いてその場から去った


後日

別の道で似た猫を見かけた

同じ猫だろうか

どうだろう

それは誰にもわからないこと

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