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違和感①

作成中のノベルゲームのシナリオを公開しています。

昨日驚きのイベントがあったにしては、土曜日の寝不足もあり意外としっかり眠ることができた。

まさかツバサちゃんの中の人があの女の子だったなんて……。

でも正体がわかったとしてもツバサちゃんはツバサちゃん。

何も変わりはしないのだ。

これからもウィングとしてツバサちゃんを推し続けるのみ!

僕的ツバサちゃんベストプレイリストを聞きながら通い慣れた学び屋へ続く道を進む。


ガラガラ(教室の扉を開ける)


教室の扉を開けると、いつもより騒々しいクラスメイト達に違和感を感じる。

そりゃ朝から元気な奴はうちのクラスにも数名はいるけど、今日はみんな元気だ。


心優「あ、弘人くんおはよー。」

弘人「心優おはよ。なんかいつもよりみんなザワザワしてない?」

心優「あーなんか、アイドルさんの話で盛り上がってるみたいだよー。」

弘人「アイドル?ツバサちゃんかな?」


自分の机にカバンを引っ掛けて席につく。

いつもであれば、村越とウザイくらいの確率でエンカウントするのだが今日に限っては出てこない。

ツバサちゃんの新曲について話したかったのに。

そんなことを考えながら教室を見回していると、1つの席に人だかりが出来ていることに気が付いた。


弘人「村越の席じゃん。」

心優「村越くん今日は人気者だねー。」

弘人「なんでだろ?あのキモオタにモテ期なんて縁のないと話しだと思ってたけどな。」

心優「それはひどいよー。なんかアイドルさんに詳しいから色んなこと聞かれてるみたいだよ?」

弘人「ふーん。」


アイドルだったら僕だって詳しい!

というちっぽけなプライドがとろ火で心に着火される音が聞こえた。

ツバサちゃんのことだったらなんでも答えられるのに!

聞かれもしない質問をシュミレーションして華麗に応える自分を想像した。

まぁ、人に囲まれたらキョドっちゃうんですけどね!


クラスメイト「ねぇ、ねぇ。近澤。」

弘人「はひぃ!?」


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