帰宅そしてピーチくん
作成中のノベルゲームのシナリオを公開しています。
弘人「ふぅー。疲れた。」
自分の部屋に帰るなりパソコンの電源を入れる。
オタクのたしなみと言ったところか。
ピピピ
オオゾラツバサ「メッセージが届いてるよ。」
アシストキャラのツバサちゃんから通知が来た。
弘人「なんだ。ピーチくんか。」
ピーチくん「ひろぽんよっすよっす!休日に一人でしっぽりしてるんじゃないの?」
弘人「友達とスタベに行って帰ってきたところだよ。」
ピーチくん「ひろぽん友達がいたのかい!?」
失礼な奴だな。
まぁ気を遣わなくて済むところは非常に助かってはいるけどね。
ピーチくん「友達って女の子?」
弘人「幼なじみは女の子。もう一人はキモオタは男。あと・・・・・・。」
ピーチくん「あと?」
弘人「大岡裁きの女とも再開した・・・・・・。」
ピーチくん「その話詳しく!!」
そう言って、今日1日の出来事をピーチくんに打ち明けた。
大岡裁きの女が急に現れて、心優に懐いたこと。アイドルが好きで村越とも渡り合えるほどだったこと。
コメッコのことなど。
ピーチくん「いやー。ひろぽんの話を聞いてると退屈しないねー。まさか大岡裁きの女の子と再開するなんてね。」
弘人「こっちは困ったもんだよ。てか、ピーチくんは”コメッコ”って知ってた?」
ピーチくん「もちろん知ってるよ。アイドル界のレジェンド的な存在だからね。アイドル史を語るには必要不可欠だよ。」
弘人「やっぱりそうなんだ。うっすらとした記憶しか残ってないや。」
ピーチくん「ひろぽんは意外とにわかだねー。」
弘人「ぼ、僕はウィングだから。他のアイドルの事なんて知ったこっちゃないよ。」
ピーチくん「そうなんだー・・・・・・。」
急なトーンダウンを見せるピーチくん。何かまずいこと言ったかな?
弘人「ていうか、ピーチ君。なんか用でもあったの?」
ピーチくん「あー。そのことなんだけど・・・・・・。なんかもういいや笑」
弘人「なんだよ。気になるじゃん。」
ピーチくん「また気が向いたら話すよ!てか、次東京行くときあったら絶対言ってね!スケジュール合わせるから!」
そういってピーチくんとの会話は終わった。
晩ご飯までまだ少し時間があるので、ツバサちゃんのPV巡りでもするか。
僕は、パソコンへと向かいディスプレイの中で歌い踊るツバサちゃんにかじりついた。




