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スコッパーはクレクレについて語る

今回はデリケートな話題です。スコッパー視点でも賛否両論あると思いますので、その点ご留意ください。

今回はクレクレという行為についてスコッパーとしての意見を述べたいと思う。


まず、クレクレって言葉は「なろう」で浸透してるんだっけ?ということで少し説明しておく。クレクレとは、作品のあとがきにおいて(稀にあらすじでやる場合もある)、ブクマや評価を読者に促す行為のことである。字面から想像できる通り、この言葉はネガテイブな意味合いを含んでいる。聞くところによると運営もこの行為を禁止したいようだが、現時点でランキング上位が露骨にやっているにも関わらず、お咎めなしという事実から、クレクレはセーフという風に理解している。


では、スコッパーである私の気持ちはどうかというと。


「やったら良いじゃん」


である。


というのも今のクレクレは囚人のジレンマの典型であり、皆がやらない状態が「なろう」というシステムにおいて最適にも関わらず、個人だけの利益を追求する作者が居てクレクレに走る。そうするとクレクレをしなかった作者だけが一方的に不利益を被る。であるなら彼らに追従することが合理的な判断と言える。逆にそこで合理的な判断をしなかった作者さんが一定数存在することが、優れた作品を掘り起こすスコッパーという徒花を生んでいると言っても過言ではない。


だから「作品だけで勝負する!みたいな気概も大事かもしれないけど、現実問題として埋もれている現状をどうにかしようよ」とクレクレしないことに対して、歯がゆく思ってるほどである。


ただし、どうせやるなら毎回投稿のたびにクレクレして効果を分散させるのではなく、作品の節目のタイミングでやって欲しいと思う。


そうすればポイントが一気に加算されるので、ランキングを狙いやすい。スコッパーが出しゃばることなく打ち上がるならそれが一番良いわけなので、是非この点を意識していただきたい。更にこの方法なら、クレクレに厳しい人たちの印象も悪くなりにくいし、良いことずくめである。


最近だとこの方法で「エロゲの友人キャラに転生したけど、役割放棄して魔法学園の頂点に立つ - マジカル★エクスプローラー -」という作品が、日間表紙常連の分厚い壁を突き破って1位を獲得していた。しかも日間ポイントはおおよそ4000ptあれば1位になれるところを、19169ptと桁違いの数値を叩き出していて、オーバーキルにも程があるだろと呆れてしまった。作品自体それ以前からファンが沢山付いていたという前提はあるものの、ブクマや評価ポイントに無頓着な多くの読者のチカラを借りることができれば、結構な爆発力を得られるということは間違いない事実なのだ。


そもそもの話、世の中プロの作家ですら出版社がマーケティングをしてこそ多くの人に作品を届けられている、というのは誰も否定できない事実であろう。良い作品を書けばそれだけで事足りるなんてものは、多くの商業レベルの作家さんですら到達できていない境地である。そんなものはもはや理想というより幻想に近い。それが「なろう」という商業未満の世界のことなら尚更である。だからこそ、作品を無心に書く姿と同様に、その作品をどうにか読者に届けようと考え行動する姿もまた、尊いものであると私は思う。


という感じで、最後良いこと言ってやったぞ感を醸しつつ今回は終わりとする。次回はすでに書くことを決めていて、禁断の某巨大掲示板について言及したいと思っている。

カバ太様が他所で紹介してくださった影響で、昨日今日だけで感想、ブクマ、評価が急増しました。この場を借りて御礼申し上げます!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 『その作品をどうにか読者に届けようと考え行動する姿もまた、尊いものであると私は思う。』 間違いないと思います! 尊いです! 生き抜こうと泥の中で必死にあがく姿は美しい!
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