スコッパーはあらすじを凝視する
こちらはカバ太様からリクエストいただきました。カバ太様ありがとうございました!
スコッパーは、毎日とはいかないものの、結構な頻度で新着や特定の条件で抽出した一覧から、ひたすら次に読む作品を探している。そのとき参考にするのは、ポイントや字数やあらすじである。このうちあらすじについては、もう少し掘り下げるようリクエストをいただいたことと、何らかの気づきに繋がるかもと思ったので考察してみる。
まず、最初に私の場合は一覧で見るので、長すぎるあらすじに対する印象はすこぶる悪い。スマホの画面にしてだいたい15行分ぐらい。PC画面なら5行ぐらいが許容範囲である(文字数で200文字前後)。そもそもなぜ長いのかを考えると、話の要点やコンセプトをまとめきれていないということが主な理由であろうから、これを理由に読まないと判断するのは合理的であろう。
そして次は、余計なことが書かれていないかを見る。「完結させます!」とか「頑張って更新します!」みたいな意気込みはそれができてないということの裏返しのように思えるし、「雑な文章かもしれませんが」「思いつきで書いてます」「初投稿です」みたいな予防線を張ってるものについては、自信の無い作品を読ませるつもりなの?と思う。どうせなら「渾身の作品です!是非読んでください」ぐらい言ってくれた方が個人的には好印象である。他に日間ランキング何位になった、PV100万達成みたいなのを書いてる人もいて、これも余計なのだが、こちらは参考にする人も居そうなのであえて否定はしない。というか、そういう数字をアピールできるレベルの作品はスコップ対象とは言えないかもしれない。ただ中には、埋もれているのにPV1000万達成とか書いてる作品もあり、流石にウソくさいのでやめたほうが良いのでは?と思った。
と、この辺りまでは割と分かりやすくダメなものを挙げてみた。ここからは意見が分かれそうなもの。
「ここに開幕」「はずもなく…」「刮目せよ」などの陳腐表現シリーズ。あらすじですら定型ぽい文に頼ってしまっているようでは、肝心の作品のほうもちゃんと書けているのか疑わしい。よって総合的な判断をする際にマイナス要素とみなすことが多い。
また、それネタバレしてません?(主人公が成り上がったあとどうなるかまで書かれてたり)と思うものやそれ物語の冒頭ですよね?と思うものが書かれているケース。この辺りの要素も、他の理由との組み合わせ次第ではスルーすることに繋がりそうである。
こうして整理してみると、あらすじでは消去法的なアプローチによる判断が大きいウェイトを占めているように思う。一応、自分に合うか?面白そうか?という判断軸もあるのだが、このあたりは感覚的なものに依存しているので説明できない。
何れにせよ、あらすじはその作品の第1印象を担うものなので、減点要素を限りなくゼロにし、読者が自分に合うかどうか判断するための、材料を提供するものであってほしいと願う次第である。
朝(4/19)ジャンル別日間ランキングを確認したところ、エッセイ部門で9位にランクインしていました。ブクマや評価を下さった皆様ありがとうございます!
引き続きよろしくお願いします。