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スコッパーはブラバする

さて箸休め的な話の後は、たぶん作者さんの多くを悩ませるブラバについて考えたい。


そもそもブラバとは何か?ということであるが、これはブラウザバックと言って、読んでいる作品からブラウザで一覧に戻ることを意味する。つまり、その作品は読者の期待に応えられなかったということだ。せっかくタイトルやあらすじを良くして読みに来てもらっても、数話とたたず読むのを止められてしまうのである。


タイトルやあらすじでだいたい作品を見極めたいところであるが、実際は蓋を開けてみないと分からないことも多いのである。当たり前だけど。


まず、1話目ではその作者さんの文章が読みやすいかどうかというところを気にしながら読む。基本長編作品を読むわけなので、読み難い文章が延々続くのは苦行である。そういう作品に対してはブラバせざるを得ない。長編作品の場合は書いているうちに文章力は上がっていくので本来は最新部分での判断の方が望ましいかなとも思いつつ、それはそれで作品の楽しみ方としてはどうかな?と思う。だから、もし可能ならば1話目については定期的にその文章を見直してみると良いかもしれない。無論2話目からまた文章のレベルが落ちてしまうわけであるが、その辺りは今後文章は良くなっていくという確信が持てるわけなので、そのまま読み続けようとするはず。私の場合は、これに加えて会話率なんかも気にして読んでいて、やはり地の文が少なく読者の想像に丸投げされた会話中心の作品は苦手である。


文章に問題が無いと判断された場合、キャラクターや世界観の魅力について判断することになる。これは10話ぐらいまでかけての判断となる。スロースタートな作品だともっと先まで読むべきかもしれないが、読んでいる側からはスロースタートなのかどうかの判別はつかないので、一律10話あたりを目安にせざるを得ない。逆に作者さんの方から、「まずは、この辺まで読んでもらえるとおおよそ作品の合う合わないの判断が出来ると思います」みたいな説明が1話目のあとがきなどにあると、それを目安に読み進めるかもしれない。実際、某巨大掲示板のオススメスレでは、スレで人気の「獣の見た夢」について70話ぐらいまでは頑張って読めと言われ、我慢して読み進めた結果、最初はいつ面白くなるんだ?とぼやいてた読者が「獣の見た夢」最高!と手のひらを返す光景を目にしたことも何度かあった。


更に無事10話目のブラバポイントを超えた場合は、ストーリー展開が判断材料になってくる。作品の面白さに直結する部分なので、なかなか小手先の改善は難しいのであるが、同じ展開が延々続く、ストーリー展開が雑になる、期待と異なる展開になると、やはりブラバせざるを得ない。この辺りが気になる人は、アクセス解析の部分別ページを開いて、どの辺りで読者の人数が減少するかを見てみると手がかりがつかめるかもしれない。


そしてこの辺りの判断をクリアできれば、その作品は私の基準ではおおむね良作と呼べるかなと思っている。本当はその先にもう一つ基準があるのだが、それは感覚的な基準であるゆえ説明が難しく割愛したいと思う。


ところで、作品を読んでいると、前書きあたりに今回は説明回なので読み飛ばしてください、みたいなことを親切のために書いてくれている作者さんを見かける。しかしこれは本当にやめた方が良いと思う。なぜなら1話1話のストーリー展開を考えて書いていれば、どの回も基本意味があるはずだからだ。読み飛ばして良い回などあるほうがおかしいのではないか。もし、本当に要らないと考えるなら削って欲しいとすら思う。何れにせよ、こういう前置きは余計なお世話なのでは?というのが私の考えである。


ということで、今回はブラバについて考えてみた。ここまで来るとブクマや評価は自然とついてくるように思う。

これから投稿ペースは3日に1回ぐらいになります。スコッパーの本分は探すこと、読むことなので、時間の配分を考えないとダメだなと反省した次第。

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