スコッパーは新着をチェックする
私はスコップ歴半年のひよっこスコッパーである。自らは3級スコッパーを自称し、日々なろうの新着やらポイント3桁ぐらいの作品を読み散らかしては、「これは良い作品に違いない!」と興奮して1人ほくそ笑むのである。
また、そんな日々を過ごすかたわら、良作なのに埋もれてしまう作品をどうにかしたいといういささかお節介な気持ちもあって、なろうを色々な角度でリサーチしたり、考察をしている。
ここでは、それらの成果をメモとして公開していきたい。
さて、その記念すべき第一弾は、「スコッパーはこんなことを考えながら新着をチェックするよ!」というお話。といっても私の場合あくまで試行錯誤でやり方を確立していったので、先輩スコッパーの皆さんとは手法が異なるかもしれない。
その1:文字数
私は、新着作品は3000文字以上を目安にしていて、それより短いものは基本読まない。これは他の人もそういう傾向があるように思う。というのも普段新着を眺めていると、ポイントが入っているものの多くは、ある程度文字数を稼いでいる作品だからだ。話数は関係ない。なぜそうなるのか?というと、最初に文字数が少ないものを投稿されても読み続けるかの判断ができないので、ブクマや評価といった行動に結び付かないから、という説が私の中では有力である。
その2:あらすじ
スコップしていると新着リストで大量の作品を漁る必要がある。その際に参考にするのがあらすじである。どんなに良い作品であっても自分に合わないものはなるべく読みたくない。それを判断する上で、あらすじは必ず読む。当然書いている内容が薄かったりお粗末だったりすればサヨナラだ。また、初心者アピールや、「ここに開幕」みたいなありきたりな文言で締めくくってるもの。こんなのはもうそれだけでマイナス印象である。あと無駄に長く書く人もいるが(時には物語の冒頭を書いてたり)、それはそれで文章力に不安を感じるのでマイナスとは言わないものの良い印象は持ちにくい。個人的には改行に気を使いながら書くにしても、せいぜい10-15行ぐらいが目安かなと思う。
その3:プロローグ
スロースタートだと自覚がある作品にはあって欲しい。というのも、スコッパーは並行して何作品も目を通すので、1作品ごとの見切りが早い。そのため物語の最初にこの物語はこういう展開を目指しているんだなと分かるものがあれば、そこにたどり着くまでは見切るのを待つという判断に繋がる。個人的に印象深かったのは「算数で読み解く異世界魔法!」。この作品のプロローグは、世界の秘密を解き明かすことで新しい魔法の扉を開き、宿敵に放つシーンから始まる。しかし宿敵はそれを耐えてみせる。この後どうなるの!?というところで一旦物語は主人公の幼少期へ移るわけだ。当然続きが気になって仕方がなかった。
その4:ポイント
スコッパーとしてはいささか間抜けな話なのだが、0ポイントの作品と何ポイントか入っている作品では後者の方についつい興味が行ってしまう。例えそれが2ポイントであってもだ。つまりスコッパーの興味を惹くには最初からポイントが必要で、ポイントをもらうにはスコッパーの目にとまる必要があるというわけだ。何その鶏と卵・・・。とはいえ、これも他所で似たようなことを主張している人を見かけたので私に限った話では無いように思う。
その5:探す時間と読む時間
これは割と皆そうじゃないかと思うのだが、探す時間帯と読む時間帯は分けている。読む時間は当然それに集中したいので、平日は夜一通り用事を済ませてからということが多い。一方探す時間は途中で切り上げられるので、隙間時間を使う。隙間時間とは、通勤、昼休憩、帰宅の時間である。よって、この時間帯に投稿された新しいものからチェックしていくことになり、必然的にその時間帯から外れれば外れるほどチェックする前に切り上げとなってしまう。
以上5つ、スコッパーが新着をチェックするときに気をつけているポイントを挙げてみた。しかし根本的にはタイトルと中身が1番重要なのは間違いなく、これらを疎かにしたまま上のポイントばかりを気にするのは本末転倒と言える。