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水面に石を投げる
水面に石を投げて、そこに波紋が起きたと言って、騒ぐのは、愚かなことだと思う
波紋が出来るのは、当然として、石を投げるのは、もっと、愚かなことだと思う
愚かなことだと知っていれば、そのうち石を投げなくなる
例えば、怖いものは、どうだろう
怖いものは、頭のなかに出来た染みのような存在である
それは、段々侵食していき、いつしか、それは、存在を喰ってしまうだろう
執着とはなんだろう、それは、私がまだ抱えている問題点が浮き上がったものだ
解決すれば、嘘のように気にならなくなる
解決すれば、それは、果たして、良いことなのかしら
もしかしたら、その問題をもっと楽しみたかった方もいらっしゃるのかもしれない
解決してしまえば、その方の一人遊びは、無くなってしまうのだ
その悲しさを私は、知っている
解決するもしないも、その方が好きなようにすれば良いのだ
どちらにせよ、どちらに転んでも、その方がしたいようにすればそれがその方の正解なのだから
と、言ってしまえばこの雑文は、強制終了となるため、もう少し、それでは拙いという場合を挙げてみよう




