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悲劇の中へ、

 


「ホドケ、ホドケエエエエ!! クジラヲオオオ、王ヲヨオオオオ、助ケにイクンダアアア」


「うわ! おい、暴れんじゃねー! 解けるだろうが! おい、オッさん! 片付けていいか? コイツら見た目以上に力が強え」


 金属の縄で縛られながらももがく奇妙な怪物に田井中が慄く。


 海原はその様子を、眺め後ろを振り返る。


 地下街への連絡階段がポカリと穴を開けている。


 結局、あのいも虫の化け物との決着の後はなんのも問題もなく進み、あっけないほど簡単に地上への帰還を果たしていた。


 夏の夜、空の上に浮かんだ月が、人工の光の絶えたヒロシマを緩やかに照らす。


 あの夜から変わりなく、ただ崩れた世界がそこにあった。そんな光景ですら、海原には懐かしく感じてしまう。



「……田井中、ちょい待ってくれ コイツら今まで遭遇した化け物とは様子が違う…… マルス、そうだよな?」


 "ポジティブ この個体達は…… そう、なんというか、飼い慣らされている? 体内のブルー因子もどこか、曖昧です。薄められているといっても良いかと"


「飼い慣らされている…… てか、お前ら、言葉がわかんのか? つーか、今何て言ってた?」


「アアア?! ダカラヨオオオ、ハヤク解ケッツテンダヨオオオオオ!! 俺タチのマスター、クジラと、王ガヤベエエエンダヨオオオ!! キハラのサイコヤローに殺されチマウ!!」


「っ?!」


「あ?!」


 怪物の言葉に、海原と田井中が固まる。


 クジラ、キハラ。


 確かに今、この怪物はその名前を呼んだ。


「っおい! 化け物! 今てめーら、樹原っつたな?! 何を知ってやがる!?」


「アアアン?! ナンダア? テメエ?! 人ニナニカ聞クのニ、ふん縛ったまま聴ケッテ、カーチャンに習ったノカアア?」


 田井中が怪物を問い詰める、怪物がミノムシのようにもがきながら器用に言い返す。


 なんだ、これ。海原は明らかに今までの怪物種とは違う2体の怪物に眉をひそめた。



「待て田井中、俺が話す。……なあ、君達、急いでいるのはわかってる。だが、少しだけ俺と話してくれないか?」


「ダァアカアラア!! ハナシガキキテエエンナラヨオオオオ、解ケヨオオオオ!! 礼儀知ラズのクソカスドモガヨオオオ!!」


「……わかった。田井中、解いてやってくれ」


「……いーのかよ? 襲いかかってくるかもしれねーぜ? さっきだって急に飛びかかってきたんだ」


 不服そうな田井中に、海原は手を合わせて頭を下げる。小さく舌打ちした後に、田井中が指を鳴らす。


「オッ、オオオ!! ナンダヨ! アンタは話がワカルジャネエエカ! アリガトヨ!」


 金属の縄が田井中の意思に従い緩まる。灰色の小人のような怪物の縛が溶けた。


 ゆっくり海原は縛の解けた怪物達に向けて、指先を向けた。


「ああ、気にしなくていい。これで話を聞かせてくれるんだな」


「イヤ、もう時間がネエ!! ナニモ聞カズに俺たちニツイテキヤガレーー」


「ロケットフィンガー」


 バキン!!


 高速で射出された海原の指先がその場から離れようとした怪物の頰を掠める。


 血が硝煙のように赤い煙となって辺りに広がる。


「次は眉間に当てる。1匹だけじゃない。お前ら2匹とも纏めて殺せる。俺たちはお前らの要求を聞いた。今度はお前達が要求に応える番だ。……ギブアンドテイク、カーチャンに習わなかったか?」


 空気が冷える。


 じゅち、むち。海原の弾け飛んだ指先が、いも虫が脱皮するように再生していく。


 沈黙を、たどたどしい、しかし明らかな日本語が破った。


「ヒ、ヒヒヒ…… マスターが、クジラがアンタをサガシテタ理由がよくワカルゼエエ、ウミハラ ヨキヒトオオ……」


 2匹の化け物は、非常に人間的な、いわゆる引き攣った笑顔で自由になっている両手を挙げた。


「それは降参の意味か?」


「ヒヒヒ、クジラが言ッテタ事を思い出したノサ。アンタヲ怒らせるナって。オレ達が悪かった、ゴメンナサイ…… きちんと、アヤマレバ許してクレルッテノモナァ…… 時間がネエカラ、かいつまんでのハナシになるケド、イイカァ?」


「大丈夫だ、知ってる事を全て話してくれ」


 口々に話す怪物の話を海原と田井中は静かに聞く。


 怪物達は、海原達を探していた事。


 自分達は久次良 慶彦の能力の管理下にある事。


 久次良 慶彦は樹原 勇気との戦闘状態にある事。


 そして、


「ダカラ、イソガネエトヤベエンダヨオオオ! キコエルダロオオ? バケモンどもの歓声がよおお、この場所の近くのバケモンの全てが、コーコーに集められてンダヨオオオ!」



 基特高校が崩壊の危機にある事を。



「……マジかよ。でもよ、てめーらの話がマジだっつうショーコがねえ。オッさん、どーする」


 田井中が眉尻を下げながら海原に問いかける。海原の判断に任す、言外にそう告げていた。


「……決めた、田井中。最高速度で基特高校へ戻る。それでいいか?」


「コイツらの話を丸投げで信じんのか? まあ、アンタが言うんなら、いいけどよ」


「田井中こう考えてくれ。この場合はよ、別にコイツらが嘘を付いているなら、嘘を付いているんでいいんだ」


「どーゆことだよ?」


 田井中の言葉に海原が人差し指を空に向け、くるくると回す。


「今、一番やべえのはコイツらの話が全てマジだったつう状況だ。力を持つ生徒の一部は力尽き、留守を任せていた久次良も限界、樹原の好きなように状況が進んじまってる。一刻も早く、おれたちは基特高校に戻らなければいけねーよな」




「そりゃわかるさ、オッさん。だがよ、俺はコイツらが嘘をついてるかもしんねーって言ってんだ。罠かもしれねーぜ?」


 田井中がそれでも不服そうに呟く。海原は努めて表情を柔らかくして、語りかけた。


「それならそれで問題ねー。むしろそっちのが俺たちにとっちゃラッキーだ」


「あ? そりゃ、どーいう意味だよ、オッさん」


「コイツらの話が嘘の場合、待ち伏せと罠だったならそんときはよ、コイツらをぶち殺して終わりじゃろうが。久次良の名前を騙った事を後悔させてやるさ」


 淡々と海原が田井中に告げる。そう、むしろそっちのが良い話だ。少なくとも基特高校はまだ無事という事になるのだから。


 海原は自分が自分の想像以上に笑っている事に気付かない。


 引き攣った顔で田井中が、うわ…… とか呟いているのが少し気にかかった。



 "ネガティブ ヨキヒト。概ね貴方の言う通りですが、残念ながらこの怪物達の証言、おそらく真実です"


「嘘を見抜くPERK …… なんてのもあったか?」


 "いえ、貴方はそれを習得はしていません。単純な話です、ここから半径5キロ圏内のとあるポイントに敵性反応が集結しつつある場所が、たしかに存在します"


「マルスその場所の詳細を」


 "マップデータ照合、ヒロシマ市中区西箔島町25-1 基特高校の所在地と完全に符合しています"


「決まりだな、こりゃ。田井中、最速で基特高校へ戻ろう。多分、今かなりやばい」


「あー、アンタがそう言うんならそうなんだろ。わかったよ、まあどのみち目的地は変わんねーんだ。……さっさと終わらせちまおうぜ」


 田井中の四肢、悲劇に奪われ、そして己の才能により取り戻した四肢が、どくんと脈動する。


 アイドリングが始まったエンジン、たしかに鼓動する心臓のように、血で造られた四肢の動きを田井中が確かめている。


 熱き鉄は今、確かに田井中誠に再び戦える身体を与えていた。



「マルス、時間が無い。俺の脚だと田井中の最高速度に追いつけない。3分以内に基特高校へ戻りてえ。言ってる意味がわかるよな?」


 "ポジティブ しかし、ヨキヒト、忘れないように。融解結合は必ず1日に3回、計5分間が限度です。それを超えると貴方と私の自我境界は保証できません。努、そのことを忘れないで"


「はっは、お前となら溶け混じっても構わねえさ。心配センキュー」


 "……馬鹿。しかし言質を取りました。融解結合の申請を受諾。許可します"


 あれ、思ったより簡単に話が通ってしまったな。海原はわずかに呑気なことを考え、薄く笑った。


 まあ、いいや。


 始めよう。


 その言葉、マルスとのみ分かち合う(ラドンを除く) 己の心象空間で打ち合わせたキーワードを、言葉に。




「融解結合」


 唇が


「"第一段階"」


 二重の声色でつむいだ。


 どろり。


 言葉は鍵、意思は燃料。


 人類史に誇る天災が、宇宙の彼方、暗雲たる場より降りて来た偉大なる生命を変えて創りだした兵器。


 マルスがそのセーフティを外す。己の兵器としての役割を超えて、元より備わる生命としての力を発揮する。



 それは命令ではない。


 それは本能ではない。


 想い、マルス自身。個体としての想いが、海原善人の力になりたいが為だけに使われる力。


 かつての同体、最後の英雄。アリサ・アシュフィールドに力を貸した時と同じように。


 今度は海原 善人の願いを叶えんが為に、マルスはその力を扱う。


 どろり、どろり、どらり。



 海原の顔中の穴という穴から。毛穴から眼穴から鼻穴から。


 赤黒いタールのような液体が滲み出る。




「あ、おああああおああああああ」


 "同調率、どどとどとど、じじじじょうしよよよよやよう"


 互いが混じり合う。


 人間と人間ではないモノが互いに互いの領分を明け渡す。


 奪うのではない、侵すのでもない。


 分け合う。海原の一部を、マルスの一部を互いが分かち合う。


 流れ込む、互いに。


 記憶が、想いが、誇りが、怒りが、悲しみが。


 そして、


 愉しみが。



 マルスに海原が流れ込む。


 それは凡そなる人間が持つ欲望。


 生理的欲求、安全に対する欲求と人間であれば誰しもが持つ当たり前の欲求。


 しかしそれに混じって流れるのは、マルスでさえ理解の及ばないモノ。


 グツグツと煮えたぎる、それでいて冷め切ってそこにあるかどうかも分からない欲求。


 これは、何?


 分からない分からない分からない。マルスはその感情を理解することが出来ない。こんなにも近くにあるのに、触れるほど近くあるのに。


 それに触れようとして、辞める。混じり合うとしてもそれはきっと、海原だけのモノということを理解していたから。




 海原にマルスが流れ込む。怒涛となって押し寄せてくるのは、マルスがマルスになった時の記憶、感情。


 まず、喜びを知った。英雄を通じ、誰かの為に戦い認められる喜びを。


 まず、怒りを知った。己の大切なものを踏みにじられる怒りを。


 まず、哀しみを知った。得ていた勘違いしていたものを失くす哀しみを。


 まず、楽しみを知った。己の偉大なる力を他者に振るう暗い喜びを。



 ーーーーーーっ!!


 流れ込むモノに混じり、海原は何者かに見つめられているような感覚を得る。


 巨大な瞳に、眼球に舐められるように見つめられているような不快感。嫌悪感、恐怖が身をしぼませる。



 視線は語る。


 お前は何者だ。なんの資格があってこの場に踏み込む。


 問いかけ、どこから届くものかもわからぬそれに。海原という存在そのものに干渉してくる、まるで神様に握り込まれ、問答をかけられているようなーー




「うるせえ、これは俺とマルスのだ。関係ねえ奴がしゃしゃんな。ボケが」



 パキン。



 その問答に中指を立てる。



 パキン。



 結晶が割れるような音が何度か、耳の奥で鳴った後。



 "結合、完了。私の力は貴方の元に。貴方の生命は私の元に。行きましょう、善き人"


「ああ、行こう、マルス(禁断の邪悪な果実)



 海原の顔に、マルスの肉が纏わりつく。マルスにとって猛毒であるはずの地球の気体にその身を焼かれながらも、海原の肉と同化することで適応する。



 その意匠は、海原とマルス。両者にとっての共通の強さのイメージ。


 ガスマスク。


 アリサ・アシュフィールドのコンバットガスマスクを模したデザイン。


 ぼろぼろのTシャツにぼろぼろのスラックス。そして、ガスマスク姿の海原が、地面に立つ。


「うわぁ、オッさん。それもう一周回ってイカすな」


「"じゃろ、俺もそう思う。お前もその赤黒い腕と脚、スペシャルな感じだぜ"」


「お、わかるか? 速度特化にするとよお、こんな風に真っ赤になるんだ。赤いのは3倍だからなあ」


「"なるほど、すごい説得力、田井中ぁ、勝負しねーか? 先に高校に着いた方には豪華商品、俺のへそくりカニ缶プレゼントってのはどうだ?"」


 ガスマスク姿の海原が、田井中に声をかける。田井中はその怜悧な美貌をにいと歪ませ頷いた。


「てめー、オッさん。食料のガメは禁止だろうがよ。……乗ったぜ、逆にアンタが勝ったら俺の秘蔵のコーラコレクションを分けてやってもいい」


「"よし、それで行こう。楽しくなって来たなぁ。こんな世界だ。自分達で楽しくしていかねえとなあ"」


 両者が、同じ方向を向く。


 中央ストリートの南側、ヒロシマ城方面、すなわち基特高校への道を。


 廃墟のヒロシマ市街に化けものの合唱が鳴り響く。


 常人であれば、その場で身を竦め、腰を抜かし、動けなくなってもおかしくない。


 しかし、ここにいる人間はもう常識を超えていた。


 1人は身体から生やした血の四肢、肉で出来た四肢よりも遥かに頑丈でしなやかな進化を得た超人。


 1人は領域の外の生命との限定的な結合を果たし、数分間だけの法則を超えた力を得た凡人。



 2人を照らしていた月明かりが消える。夜の帳が2人を隠す。



「ゲゲゲゲゲゲ!!! 」


 太陽を隠し、月明かりをかき消す翼。


 醜悪な表情、巨大な体躯、夜闇を溶かした黒い身体。


 声に引き寄せられた怪物が、海原と田井中の直上に突如現れる。



 奇しくもそれは、奈落への道すがら現れた化け物と同種。


「や、ヤベエエエ!! オイ、オマエら! ハヤク逃げるぞおおおお! 今、コンナバケモンの相手してる時間はネエエエ!!」


 灰色の小人、小鬼がその化け物を見上げて慄く。


 空を裂く翼、狩りを楽しむ残虐性を備えた化け物。


「ゲーゲゲゲゲゲゲゲゲゲ!!」


 蝙蝠の化けーー








「"PERK ON ロケット・フィンガー"」


「ホット・アイアンズ」



 ばちゅん。


 月夜に青い血が、飛び散る。


 ふわりと真上に向けられた海原の指先から音速を超えて指弾が発射、コウモリの化け物の頭を一瞬で貫く。


 同時に、田井中の足元から空へと伸びた溶けた鉄の杭がその身体を余すことなく串刺しにした。


 ずるり、ずるり。


 一瞬で絶命した怪物の身体が、ゆっくりと鉄の棒に突き刺さったまま、落ちていく。



「ア、エ、ウッソ……」


「ヒシャ、オレ達ヨオオ、アントキコロサレナクテヨカッタナア……」


 2人の人間が、一瞬で怪物種を平らげる。


 理外、常識外の存在。それこそが奈落からの帰還者。


 灰色の小人たちは互いに小さな身体を抱きすくめていた。


「"田井中、ルール追加な。基特高校に着くまでにバケモン見かけたら1ポイント。1ポイントに着き、タイムが5秒縮まる方向で行こうぜ"」


 海原が無くした指先を振りながら田井中へと言葉を向ける。


「ああ、いいぜ。そうなるとこりゃ化け物殺し尽くした方が俺の勝ち目が多いな。アンタの力はどっちかと言えばタイマン向けだしよ」


 互いに笑う。


「"よし、じゃあ、せーのでスタートな。あ、田井中君、俺が言うから、それに合わせてな"」


「えー、オッさんが? アンタ、なんかそういうの容赦なくズルしそうなーー」


 田井中が不服そうに呟く、呟き終わるその前に。


「"せの!!!"」



 ばん。


 海原の身体が跳ぶ。跳ぶよう走る。


「あー!! クソ! 卑怯モンが!! なんだ、コラ! せの!てなんだ、コラ!!」


 遅れて、田井中がその背中を追いかける。


 廃墟を飛び越し、置き去りにされた車両の上を駆ける。


 奈落からの帰還者。常識の外に在るモノ。


 彼らが悲劇の中にてすべき事は初めから決まっていた。



「"あー、後な! 田井中ぁ! 樹原の野郎をぶっ殺した方は3000ポイントな!!"」



「後付けルールが多いんだよ!! クソが!

  でも、それ超賛成だ、コラァ!! オッさん! 待てええ!」


 2人は駆ける、滅びた世界を笑いながら飛び越え、跳んで、駆けていく。


 怪物を追い越し、怪物を狩り、駆けていく。




「ワァー」


「ヤベエ」


 しばらくの間、互いに互いを抱きすくめていた飛車と角は慌てて見えなくなった2人を追いかける。


 飛車と角、両者の想いは同じだった。



 あいつらめちゃくちゃだけど、いけるんじゃね?


 期待と希望をその小さな胸に秘めながら、飛車と角は主人と王のもとへ慌てて走り始めた。









 〜未だ基特高校は、悲劇の中にありて〜



「あはは、まだ立つかい。久次良 慶彦。良いよ、試してみよう。君の意思がどこまで保つかを」


 悲劇の主は笑い。




「お前達が行けよ!!!! セキニン取れよ!! 負担偉そうにしてやがるんだからよ!」


「そうだ、そうだ!! 君達は私たちを守る義務がある!!」


「お願い! あなたたちしかいないの! こどもがいるの! 」


「ぼ、僕たちを守れよ! そのためにお前らがいるんだろ!」


「そうだ、そうだ! 大人もこどもも関係ねえよ! オマエら、特別なんだろ!」



「たったかえ! たったかえ! たったかえ! たったかえ! たったかえ! たったかえ! たったかえ! たったかえ!たったかえ! たったかえ! たったかえ! たったかえ!」











「ニンゲンみたいに泣くなよ!お前たちだっておなじーー」











「化け物のくせに!!」







 未だ、基特高校は悲劇の中に。







読んで頂きありがとうございます!


宜しければ是非ブクマして続きをご覧ください!

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[良い点] マジ衆愚っすわぁ…。
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