第3話 異世界ではじめての夜明け。
やっと3話目です。
2人は協力して危機を乗り越え、さらに仲が深まっていきます。
目が覚めた、夜だ、超寒い…右手は、治ったみたいだな…。
女神はどこだろう。
俺が起きたことに気づき隣から女神の声がした。
『お!起きたか勃起!傷は治しといてやったぞ!!それでどうだ?私のケツ枕は寝心地よかったか??ww』
なんでケツ…
『…普通膝枕じゃねーのか?』
と当然の疑問を投げかけると
『さっきやってやったろうが!あれ結構膝痛いんだよなぁ〜痛みに耐えらんなくてよwwでもどうだ?ケツの方が柔らかくていいだろ??wホレ!ホレ!w』
女神がケツをリズミカルに動かしてきやがる…
全然気持ちよくない…。つーかよ、
『なんでお前ケツって言うの?もっとカワイイ言い方しろよ、お尻とかヒップとかさ、あんだろが』
女神は馬鹿らしいといったように
『はー?何いってやがる、ケツはケツだろうが。なにがお尻♪だバカタレ』
こいつあれだな、女神ってよりおっさんだな。女の子感ゼロだし…俺の好きだった外見でケツとか言って欲しくないんだが…
『あー、すまない。お前に女の子を求めた俺がバカだった。』
『わかればいい!』
…普通女の子っぽさ見せてくるとこじゃねーの??なんなのこのおっさん女神…。
『それでな!勃起よ!聞いてくれ!』
女神が問いかけてくる
『ああ、なに?』
『ウチ腹減った!!!夕飯取り行くぞ!!!』
そうか、そういえばクマもどき吹っ飛ばしてからなーんにも食ってないな。
つーか転生してから今までのこと全部1日の出来事なのか、1日を長いと感じたのはいつぶりだろう?
『よっしゃ!行くかおっさん!!』
『ウチは女神だ!!!』
…
それで森に入ってきたわけだが…
『なぁ女神さんよ、俺たちは今何を探してるんだ??』
『んなもん言うまでもねぇ!食える木の実かキノコだ!!この際葉っぱでもいいな!ハハハ!!!』
こいつ空腹でおかしくなってんじゃないか?
『なぁ、何が食えるのかわかるのか?俺さっぱりわかんないんだけど』
転生して1日目、植物の形こそ元の世界と差はないがこっちの植物はやたらと光っていて、どれも信用できねぇ。
『あ!?んなもん勘に決まってるだろ!怪しい見た目のヤツ以外は全部大丈夫だ!!ウチを信じろ!!』
信じらんねーよバカ、食って死んだらどうすんだ。
…しかし何も食べないのも危険か…?もし今日食べずに明日死んだりしたら、俺は後悔しないだろうか…
頭を悩ませる俺に対し女神はイライラしたのだろうか、突然俺に両手を向け、
『めんどくせーんだよテメーは!!行くぜ!ハァァァ!!
絶倫マカビンビン光線!!!』
しまった!?不意をつかれた!避けられない!!
光線が俺に直撃する!
『アアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!』
…た
……きた
…キタキタキタ!
キタアアアアアアアアアアアア!!!!!
『ィョッシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
燃えてきたぜぇぇぇ!!!!!この世に食えねぇ物質はねぇ!!俺の鋼の胃で片っ端から消化してやらぁぁあ!!!』
女神もボルテージが更にあがったようだ、
『その意気だぜ勃起ィィ!!!!ウチらは最強だ!!!自然の王だ!!!!なんだって食える!!なんだってなれるさぁぁぁ!!!!!よし!まずはこの真っ赤なヤツからいってみよう!!!!!!』
俺は同調し、
『おおおおお!!!!いい色艶じゃねーか!それぇ!!!負けてらんねぇな!!!俺もこの!!!デカくてぶっとい猛ってるヤツ!!!!いってっみっかぁぁあ!!!!!!』
俺、女神
『『いっっただきまぁぁぁぁぁぁs』』
バチバチバチィッ!!!ズドォォォォオオオン!!!!!
突如!雲1つない空から空気を切り裂き木々をすり抜け!雷が!!!
俺と!女神と!持ってたキノコを焼き尽くした!!!!
ここで意識が途絶えた。
…
目がさめると朝日がちょうど昇ってくるところだった。
『異世界にきてはじめての朝日…太陽はこの世界も一緒なのか…。』
なんだか無性に叫びたくなってきたな、よしッ!
『今日からァァ!!この世界で生きていきます!!!どうぞよろしく!お願い!しまァァァァァァs』『っるせぇぞ!!!!このバカ人間がぁぁぁぁぁぁあ!!!』
俺の叫びは女神の激昂でかき消された。寝てたのね…
謝ろうと思い女神に目を向けるとそこには素晴らしい世界が広がっていた!!!
俺たち2人、全裸だった。
『『イ、イヤアアアアアアアアアアアアアア!!!!』』
『ご…ごろす///ぶっごろす!!!!』
泣きながら突っ込んできやがった!!やべぇ!
でも隅々まで見えた!!おいしいなコレェ!!!
バキッッ!!
女神の右ストレートが俺の左頬を確実に捉えた!全力で振り抜きやがった…普通ビンタ…だろ…
しかし!意識は失えねぇ!!!目の前でプルンプルンしてる胸から!!目をそらすことができねぇ!!!
ブンッッ!!!
女神の渾身の右アッパーが俺のアゴをかすめる!!ヤベぇ!!お、おっぱいが!!目の前に!!!!全力で舌を突き出す!!!!クソッ!w届かねぇ!!!!!
バキィッ!!!
ないと思っていた左から見えないフック!!しまった!!注意を怠った!!コメカミをやられたァァ!!しかし!まだだ!!
おっぱいがみ、右から左にユ、ユサユサと!!!
こんなおいしい戦い!そう簡単に終わらせてたまるか!!
こうなりゃ反撃だぁ!能力でビビらせてやる!!!
右腕にっ!!ってあれ…力入らん…
まさか…!?
股間に全身全霊イッちゃってるぅぅぅぅ!!!!!
『ごのゴミグズオドゴがぁぁぁぁぁぁあ!!!!!』
女神の全力右アッパーが俺のボディーに!!!
グハァッ!?!?
か、身体が浮き上がった!?!?
め、目を瞑るなァァ!意識を失うな!お、おっぱいは…!
お、おっぱいが上下にッ!!
『やーっと股開けたなァァ!!!このクソオトコがぁぁぁぁぁぁあ!!!!
対男用!超必殺体術奥義ィ!!!金的潰しィィィ!!!!』
振り上げた女神の黄金の右足が!!俺の!普段の数十倍いきり立つ棒にめがけて振り上げられるッ!!!
来るぞッッッ!耐えろオオオオオオオオオ!!!
ドゴグシャッ…
『ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ァァァァァァァァ!!!!!!!!』
またも俺の意識は…ついでに息子も刈り取られた。
…
目を覚ますと…やっぱり森だよな、なんかずっと森にいないか?そいえば女神は…
と周りを見るとひどく疲れた顔でこっちを見ていた。
体は大きい葉っぱで覆ったみたいだ。
さて、謝らないとな。
『申し訳ありませんでしたぁぁぁぁあ!!!!』
『もういいよ事故だから…とりあえずご飯探そ…お昼だし、それにそろそろ人里見つけなきゃ………』
あれ、あんまり怒ってない…というか事故で済ませてくれるのか。そうか、この森を抜けるのに協力プレイは不可欠だ、だから女神は許してくれたんだろう…生き残るために。
『本当に申し訳ない。』
『別にいいって、とにかくお腹すいたよ。なーんにも食べてないんだし…』
森の中をとぼとぼと3時間ほど無言で歩き回っていると赤い実のなる低木を見つけた、瞬間!女神が飛びつき1つもぎ取る!そしてそのまま飲み込んだ!?
女神がニッコリ笑って
『タツキ、コレクエル、クウゾ!』
俺も実を1つとってみた、すごいリンゴそっくりだ。点滅してるのが気になるけど…齧ってみる…
『酸っぱっ!!!ナニコレェ!?』
しかし背に腹は替えられねェ!この際食えればなんだっていい!!
1日と少しぶりに食事にありつけた俺たちはなっていた木の実を食い尽くし、女神に至っては暴走し木を根本から食い尽くした。
シロアリかお前は…。
…
食事をとり一息ついたころ、俺は女神に疑問を投げかけてみた。
『昨日の雷ってなんだったんだ?普通なら高いとこに落ちるはずだよな?』
女神は食べすぎた腹を抱えながら答える
『あー、あれね。たぶんウチの女神の加護だわ、あのキノコ食べてたら死んでたんだろーなwたぶんww』
加護で雷落ちてくんのかよ…あれのせいで俺今も全裸なんだぞ…つーか、
『女神って毒キノコで死ぬのか??』
女神はバカにした顔で
『当たり前だろw今のウチはちょっと頑丈な人間程度の力しかないんだぞwwそれにキノコは女の弱点だwwwww』
『『ダハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!』』
ダメだ、くだらなすぎて笑ってしまう…と、とにかく!!
『今日中に人里見つけるぞォォォ!!』
『オオオオオオオオオ!!!!』
終わり
おっぱいのオノマトペについて考えている時、俺のタケリダケは全力全開でした。
しかしなぜでしょうか、どうしておっぱいはあんなに魅力的なんでしょうか…。
おっぱいのことを考えると幸せになり、おっぱいで気持ちよくなり…。
おっぱいは哲学ですよね。