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カツラ いち、にっ、さん。

作者: 七瀬

ワレワレハ、かつら3兄弟なのであ~る!


長男 『俺のハゲかたは、頭の真ん中から剝げてくるパターンだ! かなり薄い』

次男 『僕は、M字ハゲだよ~』

末  『ぼくちゃんは、横が長く落ち武者や侍のような感じかな?』


長男 『俺の髪は横しかない。真ん中に寄せるとバーコード頭になるよ』

次男 『僕の髪は全体的に薄い。最早、産毛のようだー!』

末  『ぼくちゃんの髪は、侍さんのようになっとるよ~』


長男 『でもさ~ カツラはイヤなんだよねぇ~』

末  『何でだよ~ 兄さん?』

次男 『ずれちゃうから?』


長男 『風が吹けば、飛んでいきそうだしな!』

次男 『兄貴は古臭いんだよ~ 今はパチッととめれるんだよ!』

末  『風でも飛ばないのさ~』


末  『アート〇イチ〇ーもアリじゃない?』

長男 『それなんだよ~』

次男 『毛根に、直接髪を植え付けるんだよ~!』


次男 『なんだよ? 兄貴また知らないのか?』

長男 『うるせぇー たまたま知らなかっただけだ!』

末  『そうなんだ~』


長男 『...でっ? どうする? カツラ?』

末  『兄さんたちがするなら、ぼくちゃんもするよ~』

次男 『僕も、兄貴がいいなら、いいよ!』


長男 『じゃ~ 3人で作ろう! カツラ。』

二人 『いいねぇ~』


-- -- --


次男 『兄貴? カツラ作るって? 自分で作るって事?』

長男 『もちろんだろ~ 自分で作るんだよ~』

末  『ぼくちゃんは、お店で作ってもらうよ!』


次男 『僕もそうするよ!』

長男 『わかったよ~ 店で作ろう!』

末  『いいね!』


いよいよ! お店に入り、お気に入りのカツラを作ってもらいました。

しかも、3人そろって黒髪で同じカツラ。


そして、出来上がったカツラを付けた3人は.......?


長男 『まさか!? 同じようなカツラ作るか?』

次男 『これは、ヤバいねぇ~』

末  『これじゃ~ 3つ子じゃん!』


次男 『しかし? 父親の血が強いのか? 3人そっくりだな!』

長男 『あはは 眉が濃ゆいし太い。』

末  『いいじゃ~ん! 楽しく行こうよ~ 兄弟なんだしー!』


そんな時に、突然の突風が、 『あ~れ~』 カツラが......?

3人のカツラが風で飛ばされていってしまった!


長男 『こんな街のど真ん中で、人ごみだし! 恥ずかしい。』

次男 『走れ~ 逃げるぞ~!』

末  『待ってくれよ~ 兄さんたち~』


長男 『結局、カツラなんかなくてよくないか?』

次男 『そうだね!』

末  『素の髪のまんまで、勝負しよう!』



その後...3年後に長男は、綺麗な奥さんをもらい、『結婚』 しました。

次男は、1度は結婚しましたが、離婚してまた、再婚しました。

そして、末っ子は、1年前に可愛い彼女が出来ました。


もちろん、彼ら3兄弟は、カツラがなくても性格がいいし持ち前の人柄で、

おのおの、幸せを掴んでいます。

髪があることやカツラをつける事が、モテる訳ではなさそうですねぇ~!

今では、3人とも幸せです。


めでたし めでたし。




最後までお読みいただきありがとうございました。

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