戦いⅡ(武の国)
吹き飛んで行ったのは彼の腕であった・・・・・・
いくら屈強な腕であっても細胞には組織の限界がある。
当然そういう修行を積めばある程度は耐性がつけられるが、この男はいままでの敵は一瞬できりはらってきたのである。
対人戦ならまだしも雑魚相手の対策など全くしていなかったのである。
「くそぉおおおおおおおおおおおおおおお!俺の腕がああああああああああああああああ!」
この男痛いとは言わなかった。
そう、痛みがあって叫んだのではない、もうこの腕では戦うことが難しい武人として生きていくことが絶望的となったから、悔しくて叫んだのである。
立派な武人として声明を終えるのだが、まだ戦いたいという気持ちが彼には会ったのだ・・・・・
だが無情にも、その獣は止まらない。
首根っこにかみつき息の根を止めようと飛び込んでくる。
食らえば頭が吹き飛ぶことになるだろう。
「くっ・・・・・・無念ッ・・・・・・!!!」
「死なせるかよぉおおおおおおおおお!」
もう一人の男が駆け寄ってくる。
その足は皮膚がはがれ血が滴っている。
凍っているその場から動けば激しい痛みが襲うのがわかってなお、戦友を救うために飛び出したのである。
突き出した槍は獣のドテッパラに突き刺さり、そのまま上に引き裂いた。
それでもなお、アイスオルトロスは動き続ける。
「チクショーなんて生命力だ・・・・・ふざけやがって!この野郎」
その時腕を噛みちぎられた男が急に倒れた。
死んだのか・・・・・
「」




