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燐火の響き  作者: 壊れ始めたラジオ
僕らは(社会的に)死にたくありましぇん!
8/30

観察五日目其の二/ランフォーマネー? いや、今はお金なんていらない

 ……ガコン?


 僕が異音に気がついた時には、格子は床に落ちて大きな音を立てていた。


「「「あ……」」」


 僕ら三人の思考は、そこで止まった。


 しばし流れる沈黙。


 そののち。


「ドン!」


 僕らの腕に響く、天井への振動。


「な、なんすかこの音!?」

「長い棒……手元のフサフサしたパーツ……これはモップですね。それでここを突いてきています!」


 フォッグさんが、お得意のエコーロケーションで状況を教えてくれる。そしてなおも続く刺突音。


「……あの用務員の仕業か」


 僕の言葉に、二人が頷く。


 ふと、音が止んだ。

 そして……通風口の入り口に掛けられる人の手。僕らは慌ててそこから身を引く。


「ちょっとネズミ捕まえてくる。……そうだ。そこの冷蔵庫に入っている物、基本的に飲み食いしてもいいが、奥にしまったチョコだけは食べるな。酒が入ってるから。それじゃ……フンッ!」

「「え……?」」

「「「え……?」」」


 倉田の発言に、赤石燐と夜ノ森響の二人が絶句。そして僕ら三人も絶句。


 数秒後。ようやく僕らは身の危険を自覚し、戦慄した。自分の顔が青ざめていくのがわかる。


「「「ひぃぃぃっ!」」」

「こ、こっち上って来るっすよ!」

「とりあえず逃げよう!」


 もう、警察のお世話になるのはたくさんだ!

 ……というかそれ以前に、用務員の倉田がヤバ過ぎる!


 こうして、僕らの逃走劇が幕を開けた。

どうも、壊れ始めたラジオです。


らんシェさんとしっちぃさんのチョコレートネタ、せっかくなので使おうと思ったら、とんでもなく雑になってしまいました……。すみません。


早くイチャイチャしないかなぁ……。というかそもそも燐と響の出番が少ない……。

まだしばらく、コメディにお付き合いください。


それでは。

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