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燐火の響き  作者: 壊れ始めたラジオ
僕らは(社会的に)死にたくありましぇん!
3/30

観察一日目/夜ノ森ニ響ク音ノ正体 。赤本に埋もれ、石のように動かないP 。

「えーっと、図書館で本を読んでいたのが、星花女子学園高等部2年B組、赤石燐(あかいしりん)。身長152センチ。体重は42キロ。スリーサイズは、とりあえずぺったん。髪型は、髪留めもなにも施さないストレート。毛先が肩よりも少し下にある。髪色は、地毛が茶髪なのを気にして頑なに黒に染めているせいで常時真っ黒。一人称はわたし。誕生日は2月29日。星座はうお座。血液型はB型。文芸部に所属。好きな食べ物、嫌いな食べ物は特になし。けれどウィ◯ー・イン・ゼリーをよく好んで飲む。趣味・特技が、永遠に本を読み続けること。お気に入りのシャンプーはエ◯センシャル。イメージCVは内山夕…おっとこれは要らないか。ついでにわかったことが、容姿や言動のせいで、しばしば名前を「凛」だと勘違いされることがある。…で、赤石燐に絡んでいたのが、同じ学園に通う夜ノ森響(よのもりひびき)。身長は144センチ。体重は39キロ。スリーサイズは、赤石燐に負けず劣らずつるぺた。髪型はツインテール。髪色は銀色。どこぞのニ◯ルラト◯テプかな? 一人称はアタシ。ちょっと勝ち気な性格。誕生日は11月4日。さそり座の女…の子。血液型はAB型。今更だけど、中等部1年2組。所属は帰宅部。好きな食べ物がパイナップルで、嫌いな食べ物は苦い物。一方で好きな飲み物がフルーツオレ。趣味・特技はアニソンを聴くこと。苦手なものはオカルトの類い。お気に入りのシャンプーは木へんに春と書くアレ。イメージCVは竹達彩…お、そろそろ色んな事務所から電話がかかってくるかな? …と。昨日、日が沈むまでにざっと調べてこんなものかな」


「数時間で調べた割りには、結構な情報量になったっすねー」


 拠点に戻り、夜の食堂で一息つきながら今日の成果を読み上げている僕に話しかけてきたのは、最近仲良くなったMs.ブラックアウトさん。隠密行動を得意とする下着ドロだ。百合盗撮魔である僕となんとなくウマが合い、よく一緒に食事をとっている。


「二人とも普通の学生であって、どこかの国の秘密工作員とかじゃありませんからね。諜報部で鍛えられたこともあって、これくらい朝飯前ですよ」


「シーカーさんがあらかた見届けたら、彼女らの下着盗んでもいいっすかね?」


「別に見届ける前でも構わないですよ。僕は困りませんし」

「いえいっ!」



「あの、すみません…。そろそろ食堂閉めてしまいたいので、続きはラウンジでお願いします…」


「え、もうそんな時間? すみません、今、どけますから」


「失礼しましたっす」


 さて、明日から本格的に始めるかな。

どうも、壊れ始めたラジオです。


ほとんどキャラクター紹介で終わってしまった…。


それでは。

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