第八話 旅の始まり
さっきの戦いの後、ライル先生の力で逃ることができた。
だが、ギリギリ街は見えるもののかなり遠くまでワープしてきてしまった。
もうすっかり夜。
辺りは、木しかない。当たり前だ山の頂上何かに飛ばされたんだから。
ぶっちゃけ、帰りたい。今すぐ帰りたい。
だが、今の俺たちの身体はずいぶん成長してしまっている。六歳から12歳程度結構違うな。
親は、果たして分かるのか?
それにこの姿は、あまり見せたくない。
とりあえず、制服もぼろぼろだしさっさと着替えたいな。
俺はいいが、レイは、親はいないしこいつは、強いしIQも一応170ぐらいあるからこいつは大丈夫そうだが、、問題は、ルーナだな。
「うそ、なんで、パパーー!」
ルーナが、今にも泣きそうに言った
まぁ、こうなるよな。
ルーナは、六歳だし頭もそこまで良くない。むしろこの状況で冷静な俺らがおかしい。
「なぁ、ハイル。これからどうするんだ?」
「そうだな、正直いまの俺たちはお金はないし、持ってるのは、俺の剣だけ。」
「街に帰ろうにも、やばそうだし今帰ったらライル先生達が逃してくれた意味がない」
いろいろ調べたいことがあるが、今は,それどころじゃなさそうだな。
「少し、遠いが隣町まだ行こう。そこなら安全だし装備を見直そう。」
「その後、街に戻る」
「わかった」
「ほら、行くぞルーナ」
「足いたい。おんぶして〜」
六歳の子ならまだしも、10歳超えてるからきついな。
「それにしても、ハイル。あの老師なんなんだ。」
「わからん。異常に強かった。それにこの体あいつのせいでこうなったんだ。直してもらう為にまた会わないといけない。」
「体自体は、戻して欲しいが、また戦うのはごめんだぞ」
先生たちは、勝てたのかな。
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「大したことないな」
老師が言った。
「木刀だから、殺さないでおいておこう」
(このジジイの強さ以上だろ、不味いな思った以上に血が出過ぎた。真剣なんかだったら、もうとっくに死んでたぞ)
「いくぞ、雑用係」
「は、はいっす」
「まて、お前ら,雑用係何が目的でこれまで事件を起こした?そして、何がお前たちの目的なんだ。」
「しーーー。黙っていろ時期にわかる」
「ふ、クソジジイが、、、」
生徒たちの学び屋は、一夜にして血だらけの生臭い景色が、広がっていた。
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俺たちは、街を後にして、隣町のラーナヤに向かった。
日が登り始めた頃。
俺たちは,ラーナヤに到着。
「ルーナ起きろ。」
「は、なんだ悪い夢を見ていた。」
「ルーナさん言いにくいですが、現実です」
ルーナは、どんどんテンションが下がっていった。
「まず、どうする?ハイル。」
「ギルドとかってあるか?」
最初の方に言った。子供達に大人気の職業は、ギルドのこと。ギルドで仕事を貰い、お金をゲット。
そして、宿を取れれば完璧。
だが、
「すみません。まだ学生さんですよね。
教員さん達大人の同意がないと受けられないんです。」
「ぷはははは、ガキども帰った帰った。」
「階級、俺フォボスだが、」
レイが言った。フォボスがチームメイトにいれば、
仕事は一応受けられる。同意がなくても。
心なしか、さっきまで笑っていた奴らも青ざめている。はい、おつかれ。
「失礼しました。なら、なんの仕事を受けますか?」
ギルドのお姉さんも、すごい手のひら返しだな。
「ハイル。ルーナ。何受ける?」
「そうだな、最初だし楽めなやつがいい」
「はぁ、めんどくさいから、お留守番でいい?」
ルーナ。お前ここまで歩いてすらいないだろ。
「お前もこい。」
「はぁーはいはい」
「じゃあ、森のトロール三体の討伐とかにしよう。」
「わかった。」
レイが快くokしてくれた
身体が、前よりも俺たちは一回り大きくなっている。
その分、多分能力も少し使いこなせるかもしれない。
「じゃ、さっそく行くか。」
そう思っていた時、、
奥の方から声が聞こえた。
「おい待て、その依頼俺も付き添いしてもいいか?」
なんだか、酒臭い眼帯をつけた茶髪のおっさんが出てきた。
「お前誰だ?」
ルーナが俺の影に隠れ、レイが前に出てそう言った。
「誤解するな、俺はお前たちの手助けをしたいだけだ」
そう言って、男は話し始めた…
ようやく、本編へ入れました〜!
すらすら描けるぜ。
キャラクターについては、説明が不十分でどんな見た目なのか。とか、学校についても説明できていないので、それ用のページをおまけとして近々作ろうと思います。