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第七話 壊れた鏡 ♯2

 そこに立っていたのは、ローブと木刀を持った老師だった。

荷物をいっぱい持っているように見えたが、とにかく、

こんなやつ、この学校にいたか?

覚えていないが…

?この老師が触れた植物が枯れている。


「おい、お前だれだ?」


最初に、言ったのはレイだった。

一応、この中では一番強いので頼りになる


「お前、フォボスのガキか?なぜフォボスを蹴った?」


「?、なんで知ってんのか知らないが、こいつら特待生が気になったからだ。」

「そうか、もったいない。早く帰ったほうがいい」


そうして、老師は、すぐ消えた。


――ハイルの家で――


今日あったこと、また、今回の事件についてアイザックに聞いてみたが、


「なるほどな、階段で倒れていたと」

「そいつは、多分能力者だな」

「能力は、わからんが鏡を使うなにかだろ。聞いたとこおそらく、、」


アイザックが納得する答えをくれた。

だが、それがほんとなら少し厄介な能力だな


「でも、そんなことがあるのかしら?」


カレンが言った。


「カレン。あの時だってそんなことしょっちゅうあったろ」

「それも、そうね」


ほんとにこの人たちなにやったんだ?


「だが、鏡より厄介なのは今日あったその老師だな、そいつ多分相当強いぞ。もしやばそうだったら友達連れてすぐ逃げろ。」

「いいな?」

「分かりました。」


――次の日――


登校したら次はまた、男子トイレの鏡の前で今度は、アンタレス生が倒れていた。

そして、案の定鏡は、割られていた。

 

「ほほう、これは、やはり…」

「皆んなを、校庭に呼び出してください。犯人がわかりました。」

「なに!?犯人がわかったのか?ルーナ。」


呆れる、ましてや六歳児とその担任が何やってんだか、

――校庭――

「本当に犯人が分かったんですか?」

「白々しいですね。ライル先生、犯人はあなたです。」


「なっ!?ぼ、僕?」

「何を言ってるんですか!僕なわけないでしょ!」

「ではなぜ、本当はこの事件、まだ解決していないのに、あなたは、解決したとハイルに言ったんですか」

「なぜって、子供達が興味を持って怪我とかしたら危ないでしょ。」

「、第一、証拠がないでしょ」

「、!なぜバレた」


ガバガバな推理じゃねぇか、


「なんだ、期待はずれか…」

「ダメじゃねぇか、」


次々と見ていた生徒が、帰っていく。

まぁ、そうなるな。犯人は、その人じゃない。

おそらく、アイザックの推理が合ってる。それでいくと、


――次の日の放課後。男子トイレで――

「ルーナのやつ昨日のあの推理外しやがって」

「ん?何か、鏡の中にいる。」

(!まずい、まさか、こいつが犯人か…!)

(ん?なんだ、意識が遠のいていく、、、まずい)


その時、


トイレのドアが勢いよく空いた。


「レイ!まずいレイの意識が遠くなってる…」

「ルーナ!レイ頼む。」

「いや、ちょっ、男子トイレですけど」

「気にすんな、」

「気にするわ!」


おそらく、こいつは、


「ハッ、ハイル。気をつけろ。そいつ鏡の中にいるぞ!」


いや、それは、幻のだ。

鏡の中にはいないし、鏡は割れない。

こいつの能力は、投射と、幻覚作用そしてワープ魔法の下位互換。


―――――――――――――――――――――

「ハイル。そいつの能力は多分投射とワープ魔法の下位互換。そして幻覚作用だな」

「投射?」

「ああ。おそらく、まず、鏡に幻覚作用として人影とか、気を取られるものを鏡に映し出す。その後、ワープ魔法でその周辺の酸素を別の場所に移したんだ。校庭とかな」

「酸素が薄くなったことで被害者は、意識が遠くなる。」

「その後、鏡が割れた音がしなかったとか言ってたよな。恐らくそれは俺たちがそう見えていただけで、実際そこには、割れた鏡なんてなかった。あったのは割れていない鏡。そして、」

「みんなが、割れた鏡見てるのに、割れていない鏡があったらおかしいだろ。それに,一応、人が倒れていたところだ。そこで何かしたらしたら不審がられるが、学校に、一つだけそれをやっても不審がられない職業があるだろ。それは…」

―――――――――――――――――――――

清掃員だ!

もし他の人に、怪しいとこが見られてもあの事件の処理、掃除だと思われ、不審がられない。

ワープ魔法も下位互換。だから、いつも人が一人の生徒。放課後を狙う。

そして、ワープ能力の下位互換なら狭い範囲しか使えない。けど、使えるなら、

清掃員は、すぐ近くにいる。

「ハイル…隣の教室に行ったの?」

「なぜ、クソッ、なぜ、次狙うのがシリウス生だと分かった?」

「お前、今まで、階級が下から順のやつ狙ってきたろ、順当に考えれば次がシリウスぐらいすぐわかる。」

「そうか。だけど…お前の相手は、俺じゃない。」


?何言ってんだこいつ。この教室に俺とお前しかいないだろ。

すぐ近くから、鏡の割れる音がした。

その時、俺は、何かに触れられた。あの老師に顔を触れられたのだ。その途端、俺の体が急な激痛、熱さ、痺れが起こった。

!?なんだ、急に…

「ハイルその老師にあったら、仲間を連れてすぐ逃げろ。」


逃げなきゃ…


「ん?ハイル、戻ってきたんだ。」

(?あの老師、)

「お前ら逃げるぞ、」


まずい、意識とぶ。全力で走ってさらに酸素が薄い。あいつのせいか、


「どうしたのハイ…」タッ

まずい、ルーナが触られた!


「え、なにこれ、痛い立てない、」

「ハイル、ルーナ!逃げろ!」

(時を止める…)タッ

(は?時を止めたろ。いや止まっている。だが、止める0.何秒とかでこいつ俺に触れたのか… ?)


時が動いた。

まずい、老師が木刀をレイに振り下ろした。

その時、


「逃げろ、クソガキ共、」

「まずいですよ、これっ」


アルフィーと、ライルだった。

二人がかりで、老師を止める。この2人どちらも階級は、フォボスなのに…


「クソッ、なんちゅうバカ力だ。このジジイ…」

「3人とも僕に近づいて!」


何が何だかわからんぞ、、

その時、俺たち3人は、街の敷地のどこかの山にいた。

ライルが、俺たち3人だけでも避難させてくれたのだ。かなり街から離れているが、学校は、まだ見れる距離にいる。

俺たちは、校舎の中で戦っていたから知らなかったが俺たちの学校の周りには、赤黒い渦が回っていてそれは、街にも広がっていた。

そして、触れられた俺らの体は、6歳から12歳程度まで成長していた。













少し見にくくなってしまった。けど、ようやく、本編が始まる。

やっほー

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