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第五十五話 想像者・創造神

 アザトースは腕を直ぐに再生させ、俺に近づいてきた。

 そうして、近距離戦でいこうと思ったのか、俺に殴りかかるも、次の瞬間アザトースは吹き飛ばされている、


(なに、?なにが、起きた……)


 動揺するアザトースに、俺は一気に追撃を仕掛け空高く飛び上がりアザトースを地面に突き落とす。

 そうして、浅い川にアザトースは落ちていき水飛沫が高く飛び上がる。

 俺も川に着地、

 足が少し埋まるくらいの浅い川だ。

 懲りずに、アザトースは俺に近づいてくる。

 だが、全てそんなのわかってる。

 俺は攻撃を全て左腕で防ぎデコピンで、アザトースを吹き飛ばす。


 《四手先まで予測完了。》


 わかった。

 ナヴィが、四手先まで相手の動きを完璧に解析してくれている。

 俺の持っているスキル、技達が全て超越者によってパワーアップしているのだ。

 それに伴いナヴィも勿論パワーアップ。


「くそが!」


 そうして、アザトースは本気のようで、顔が歪んでいるのがわかる。

 相当お怒りの様子。


原初崩壊(げんしょほうかい)!」


 そう言うと、手をさらに上げ空に向かって一つの光が走る。

 それは、赤黒く禍々しい光。

 やがて、空はその光の色に飲み込まれていく。

 あたりに生えていた草木は腐り、建造物も、どんどん素材諸共死んでいく。


「この世界を、もう壊してやる!!」


 そうして、大地震が起こり、津波が始まる。


「ハイル!逃げろ!まずいぞ!」


 レイがそう叫ぶ。


「お前には、もう止められない。」


 アザトースが笑みを浮かべながらそう言うが、俺にはなんら問題ない。


 《創造神により、時間の逆行を獲得しました。》


 よし、使用だ。

 俺がそう言うと、時間が停止する、

 辺りの人、崩壊する建物、全て止まる。

 そうして時間が戻り始める。

 それは、アザトースがなんとか崩壊を打つ前、


「くそが!」


 アザトースが手を空に向かってあげる。

 その前に、俺はアザトースに瞬間移動で近づき


「指鉄砲・改……」


 至近距離で、指鉄砲を放つ。

 1発、アザトースの顔面に当たり、アザトースは直ぐに後ろに下がるも俺は指を全て広げる。

 その時、アザトースを指10本からでる指鉄砲が襲う。

 辺りが細切れになり、アザトースも避けきれずボロボロ。




「フルパワーだ……」


 アザトースは、そうして一気にハイルに迫り来る。

 ハイルは、直ぐに退避するもアザトースはハイルを掴み上へと吹き飛ばす。


混沌螺旋(こんとんらせん)!」


 その瞬間、無秩序の渦が暴れ狂い、空間そのものを歪ませながら迫りくる。


「インフェルノストーム・改!」


 そうして、当たる直前ハイルは手で紋章を作る。

 通常のインフェルノストームは火の玉が隕石のように大量に押し寄せてくるが、

 ハイルはそれを超越者によって改良した。

 一つの火の玉を最大限に大きく作り込む。

 側から見ればただの大きな隕石であり、

 その質量と熱量は、まるで小さな太陽。

 両者が衝突した瞬間、、

 天地を震わせる轟音、空間が裂けていく。

 しかし、その混沌の渦の中を――ひとりの影が突き抜ける。

 それを使い、アザトースの技を防ぎ、


「ほら、いくぞ!」


 炎を纏ったハイル。

 足場とした火の隕石が砕け散り、その反動すら推進力へと変える。

 ファエトンを構え、炎の尾を引いて一直線にアザトースへと迫る。

 アザトースの前で渦が捻れ、無数の腕のような黒い影が伸びる。


「■■■■■■■■!」


 言葉にならない咆哮が、耳をつんざいた。


(あの野郎、、もはや人の形すら保ってねぇじゃんか……)

 《あれが、本来の姿でしょう、

 万象透視眼を使い、弱点を炙り出します。》


 そうして、何本もの手を出してアザトースは自分の肉体を包み込む。

 だが、弱点がわかった。

 それは、アザトースの顔だったが、手が邪魔で見えない。


「まぁ、行くか……ファエトンなら行けるはず、、」


 そうして、ハイルはアザトースに近づきファエトンを振り上げる、

 ファエトンが無数の手を裂いたその瞬間、


「浅いな……」


 ファエトンに無数の触手が絡みつく。


(ナヴィ、)

 《消します。》


 そうして、ファエトンを神聖魔法で浄化し触手を消した。

 神聖魔法で、アザトースは少し脆くなるが、もはや大きさがかなり違う。

 例えるなら、ハイルが前世で暮らしていた世界にあった東○タワーぐらいの大きさに幅は東○ドームくらいだろうか、、

 ハイルは超越者の力を使い、バミューダの建物を再生し始める。

 そうして、大きなビルを立て続け、ほぼほぼ元通りにした。


「何してんの?ハイル、」


 ルーナがそう聞くと、ヒューゴが答える。


「多分、障害物を作ってるんじゃないかな、」

「盾になりそうな建物を作ってるんだと思う、」


 レイがそう言って辺りを見回す。

 バリアの広さをさらに広く変えた。


 《マスター、舞台が整いました。》

(よし、じゃあ、アイツ沈めるぞ。)


 そうして、さらに炎を纏わり付ける。

 赤く少しピンクに燃え上がる炎の色に、その白髪が目立つ。

 そうして、再度アザトースに近づく。

 だが、直ぐにアザトースは無数の腕をハイルに向かって放ち、何個もの魔力弾を放ち続ける。


「ああ、厄介厄介……神経超駆動(オーバーロード)


 辺りを遅くし、誰よりも早く動くハイル、建物も使い無数の腕を全て避けきる。

 ハイルの全身から炎が炸裂し、周囲の因果をねじ伏せる。

 炎が空間を押し広げ、消えたはずの“足場”を強引に創り出した。

 それは超越者だからこそ可能な芸当であり、世界の理すら踏み台にする力。

 ハイルはすかさずファエトンを構える。

 ファエトンが再び唸る。


紅蓮穿閃ぐれんせんせん!」


 炎を槍のように収束させ、一直線にアザトースへ突き出す。

 だが、アザトースは笑った。

 闇の渦が逆流し、ファエトンを呑み込み、逆に爆ぜさせる。

 その中心から、幾千もの触手が一斉に伸び、ハイルを包囲する。


「おっと、、?」


 ファエトンが、アザトースに飲み込まれてしまう。


「これでお前は武器がない、おわりだ!

 崩壊、全てぶち壊してやる!」


 アザトースがそう言って、ハイルを手で掴み、握り潰そうとする。


「ノックバック……」


 そうハイルが口にすると、手が弾かれた。


「なに!?」


 動揺するアザトース。それに、ハイルは告げる。


「そんなもん口にしていいのか?ファエトンはな、

 優秀なんだよ、?」


 そうして、ハイルはファエトンの武器の形状を刀から爆弾へと変える。

 アザトースの内側で形状が変化した。


「ぼん!、、なんちゃって……」


 その瞬間、アザトースの中で爆発が生まれる。

 それは、ナヴィが出した弱点に命中。


「な……」


 直ぐにアザトースは元の形へと戻った。


「小さくなったな、、」

「やかましい、、忌々しい連中め、」


 アザトースは頭を抱える。


「超越者だからね、そんで邪神で破壊者のアザトースさん、ぶち壊すんだっけ?世界、

 やってみろよ、俺はその度に想像してやるよ。

 想像者、創造神としてな?」

 《アザトースの弱体化を確認。無数の腕から本体を引きづり出すことに成功。

 ガードが緩みました。》

(よし、やろう。)


 そうして、アザトースは何か察知したのか直ぐに遠くへ逃げていく。


「あれ、逃げた、?

 バリアあるから無駄なのに。

 それに、これがバリアを作った理由。あいつらも喰らっちゃうかも、だからね、、、」


 天候が紫色に変わっていく。

 そうして、ハイルは手を出して唱える。


「唯識解放……」

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