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第三十話 新たな冒険の始まり

 少女は話し始めた…


 ―数日前バミューダで―


「エヴァン、その刀なんだよ」


 アイザックがエヴァンが持つ禍々しい黒い刀に

ついて質問した。

 それを自慢するかのようなエヴァンは答えた。


「これは、アザトース様がくださったのだ。

 俺のように強く、頭が良い者にこそふさわしい武器だと。」

(どこがだよ?そんな鍔のところにでっかい目がついた気持ち悪い刀が相応しいわけないだろ。)


 心の中でツッコむアイザック。


「エヴァンの能力は分かってる。

 それに、自分の子とは命を賭けて戦いたく無いんだけどね。」

「だから、父親面やめろよ!!」


 そう言った途端、周りの建物学園の門など含めて全て吹き飛んだ。


(うそだろ!こんな強くなったのか?

 いや、あの刀が原因か…)


 エヴァンがアイザックとの距離を一気につめ

切り掛かってきた。

 二人の刀と剣が衝突する。


(くそ、少し不味いな。本当に死ぬかも…)

「こんな程度か!アイザック!」


 アイザックが吹き飛ばされる。

 その時近くから声が聞こえた。


「アイザックさん……」


 小さな声が聞こえる。

 吹き飛ばされたライリーだった。


「ライリーか、逃げろヒューゴと合流するんだ。」

「わかりました。ただ、何も仕事をしてねえ。

だから、一つ伝える。あいつが持っている武器はアザトースが創り出した持ち主の底なる力を引き出し、闇に引きずる架空の武器。本当に存在したことに驚いたが…頑張れよ、…」


 そう言ってライリーはアイザックの背に手を触れ、その場を後にした。


「無駄話は済んだか?

 じゃあ、さっさと殺すぞ。

    ブレイブ・オブ・デス!」

(まずい、その技は!)


 聞き覚えがある技。

 なぜなら、それはアイザックが教えた技だ。

 魔法の一種の絶対切断という能力を最大限に極めそれに伴い剣の腕も鍛えることでようやく習得できる技。

 相手の体を一撃で切り裂くと同時に瞬時に相手を粉砕。その存在を消し去る究極の攻撃手段。

 魔法の一種だが、超能力に匹敵する程の力を持つ。


(まさか、自分の教えた技で死ぬとはな……)


 そう思った時、


「え、何これ……」


 そこには転移してきた少女が少しアイザックとは離れた場所に立っていた。

 離れていたとはいえ、あの距離じゃ確実に当たる。


(まずい、)


 アイザックはスキル光速移動でその少女を庇い、

 死ぬのを覚悟で、エヴァンにカウンターを喰らわせた。


「ディバイン・サンダーストライク…」


 この技は、剣を振り下ろす瞬間に神々の力が込められ、雷のような閃光と共に一撃で敵を粉砕する、

 正に剣を極めたアイザックだからこそ、辿り着けた頂点。

 その威力は天地をも震撼させ、正確な攻撃を受けた者はまるで神の怒りを受けたかのように重症を負う。


「なんだ、速い!」


 エヴァンは予想外だった。

 アイザックは手を出せない。出せたとしても、それは殺さない程度の軽い斬撃。

 だが、現実は人を殺すほどの威力、まったく反応すら出来なかった、

 教わった事がない技を繰り出した。


(クソが…)


 エヴァンは腕に大きな傷を負ったものの逃げられてしまった。

 アイザックはその場で倒れ込み、体中から血が流れており、右腕が欠損している。


「え、私を庇ったの?…まずいどうしよう。ここままじゃ死んじゃう。」

そう思った時

 《魔眼:記憶読心を獲得しました。》

「記憶読心?」


 アイザックを見ると、アイザックの今日の記憶が全て見えた。


「家?女の人、ここに行けばいいのかな?」


 そうして少女は、アイザックを,運ぼうとした時、

 ヒューゴが現れた。


「あなたは?」

「説明は後、ライリーに聞いて駆けつけてきた。

 まだ息はある…掴まって!」


 そうして少女はヒューゴに連れられ、ハイル達の家に帰ってきた。

 そこから数日後、ハイル達が戻ってきたのだ。


 ――――――――――――――――――――


「っていうことがあったの…」


淡々と俺の前で申し訳なさそうに言う。

お前を庇ったせいかよ…

おまけに、俺をこの世界に飛ばして…

その時、ライリーが話し始めた


「俺の能力は3回だけ死を回避できる。自分のそして、死ぬ前にそいつに触れ一回譲渡することも可能

1回目は、俺が吹き飛ばされた時、2回目は、アイザックに渡した。死を回避したものの、ここまで、怪我を負うとは…」


アイザックがまだ生きているのはこのおっさんのおかげってことね。


「ルシファー、皆んなを呼んできてくれ。」

「仕方ないな」


そう言って皆んなを呼び、説明をした。


「なるほどな。で?どうすんだ?倒すのかそいつらを」 


コーディが言った。



「アザトースは今のお前らじゃ無理だぞ。

ここまで被害をもたらしているとなると、今は絶対に無理。」


そう断言するルシファー


「なぁ、ハイル…」

「あなた、ダメよ動いちゃ…」


カレンが止めるがアイザックはカレナを止めて話し始めた。


「安心しろ、大丈夫だ。

ハイル。エヴァン達には多分場所はバレていない。街からは少し離れているし、エヴァンと過ごした家はここからかなり離れたとこにある。

だが、いずれここもバレる。

だから、俺たちはアザトースについてできる限り調べてみる。ハイル達は、昔住んでいた俺たちの家に行ってきて欲しい。距離は離れているが、そこに行けばエヴァンについてのことが書かれた日記が、ある。少しは戦いやすくなるはずだ。

そして、ある能力についてもだ。

それさえあればアザトースに対抗できると思う。

とにかく、そこを目指してくれ、連絡はあんたできるだろ」


そう言ってコーディを見た。


「よく分かったな。

一応思念伝達のスキルがある。任せろ。」


微笑みながらアイザックが言う。


「そうか、ならよかった。地図を渡すから、

じゃあ、頼んだぞ。それと、ハイルを頼む。」


そうして俺たちは早速準備を始めた。


「ちょっと待って!パパと話してくる。」


そう言ってルーナは父ヒューゴのもとへ行った。


「ルーナ。迷惑をかけるなよ。そして、無茶するないいな。あと見た目もだが、立派になったな。」

「うん!行ってくる。」

 

ルーナが笑顔でそういった。

そう言ってルーナはハイル達のもとに戻った。


「ハイルはいいのか?親と話さなくて?」


レイが聞いてきたが、


「ああ、大丈夫。またすぐ会える。」


ベットの上のアイザックがカレナと話している。


「大きくなっちゃたな。俺に似てイケメンだ。」

「そうね。」


笑いながら話す二人

そこへヒューゴとライリーがやってきた。


「ヒューゴ、」


アイザックが呼ぶ。だが、言おうと思っていた事はヒューゴも同じみたいだ。


「分かってますよ、アイザックさん。

子供にとって大事な年月を奪ったんです。」

「「絶対に許さない。」」 


二人の親は静かに怒っていた。


「じゃあ、出発するか。」


そう言おうとした時、


「私も付いて行ってもいい?」


そう言ってきたのは、あの少女だった。


「あ、えっと、名前は森和泉、お願い。力になりたいの。」 


コイツには色々言いたいことがあったが、今はそんなの言ってらんないか…


「来るなら来い。」

「いいの?」


びっくりしたようにこっちを見てきた。


「ハイルがいいっていうなら別にいいぞ、」


そういうラムネ。

そうして、一人仲間が増え俺たちは地図を頼りに

アイザックとカレナ、エヴァンが昔住んでいた家を目指し出発した。












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