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第二十三話 行方不明者#1

 早速俺たちは依頼を受けた。

 だが、すぐに俺たちはクレバス王国の国王がいる城へ案内された。


「え、依頼人どんだけすごい奴なんだよ…」

「国王とかなんじゃない?!」


 ルーナが笑顔で嬉しそうに言っている。

 こいつ金欲しいだけだろ

 城の中に入ると何か慌ただしい様子だった。


「どうしたんだ?」


 レイが執事のような人に聞くも、それどころではないらしくすぐに行ってしまった。

 俺たちの街のことかな?

 思えばアレから、数日たっている。皆バミューダの都市のことで混乱しているのかもしれない。


「王、自らここに来ます。無礼の無いようにお願いします。」


 高身長の男の執事が言った。

 この人は案外冷静なんだな。


「まずい、まずいぞ!!」


 なんで王までそんな慌ただしいんだ?

 なんなら、王が一番慌てている。


「で、今回の依頼は誰が出したんですか?」


 俺が聞いてみた。

 さっさと、要件を言え。


「ワシじゃ!!」

「あんたかい!」

「仲良しか!!」


 ルシファーが突っ込んでくれた。

 漫才みたいなのをやってしまった。


「で、誰が行方不明なんですか?」


 まぁ、どうせギルドに依頼するぐらいだし、召使の人とかそこら辺だろう。

 大事な人とかだったら、お金をだしそういう専門の人に頼るだろう


「娘じゃ!!」

「娘かい!」

「仲良いな!!」


 ルーナが突っ込んでくれた。

 また、このノリをやってしまった。


「専門の人とかいないんですか?」


「あてにならん。大事な一人娘。妻が何年も前に亡くなってしまい、わしとこの城の執事たちと一緒に育ててきたんじゃ…」


 悲しそうに言う王。


「ギルドに依頼した理由は、7銀貨で依頼を受けてくれる心優しく信頼できる人を探すためです。

 お金を積みすぎたり、王について知られすぎると悪い輩とか来そうで…」


 なるほど、事情はわかった。


「もちろん、見つけてくれればお金ははずむ、娘を見つけてくれ…」

「分かりました。その依頼受けましょう。

ただ、条件があります。この国に滞在する間はこの城に住まわせてください。それが条件です。」


 さぁ、突拍子のないことを言ってみたがどう出る?


「なんだ、そんな事か良い良い。全然良いから探してちょ。」


 ちょろいなこの王。

 これで、宿ゲット。

 ていうことで、早速探しまーす。


 この王の名前はハーバード・ハリス、王冠を被っており、少しぽっちゃりぎみのおじさんだ。


 王の側近のこの執事はハーマン・ルイス、高身長でタキシードを着こなしている、ガタイが良くオールバックのイケメンだ。片目に眼帯を着けている。


 そして、娘の名はグウェン・ハリス、写真で見る感じ、美しいドレスに金色の長い髪でこの王の娘とは信じられないほどの美女だ。話を聞くとまだ、17歳らしい。

 つまり、このグウェンを探せばいいという事。


「でもよ、なんで誘拐だと分かるんだ?家出したかもしれないだろ。」


 コーディが疑問を口にした。


「あの子はそんな子ではない。」


 それに答えたのは王だった。


「ずっと前に妻が亡くなり、それから、仲良く一緒に過ごしてきたのだ。」

「はい。私もあの子はそんな子ではないと思います。」


 そうか。いい親たちだな。


「じゃあ、先ずは聞き込みからだな。話を聞く限り、まだ、国民には娘が攫われたって言ってないんだろ?」

「ああ、変に国民を混乱させるわけにはいかん」


 これでも、器は王だな。


「ラムネなら、鼻や耳が良い。」

「そうか、これあの子がよく使う香水だ。頼んだぞ。」


 王に頼まれたラムネ。人に頼られるのが嬉しいようだ。


「任せろ。フフフ、ハイル!ラムネ褒められたぞ!」


 満面の笑みで俺に言ってきた。


「よかったな。」

「うん!」


 さてと、俺たちは三人一組になって探すことにした。

 ハイル、ルーナ、レイの3人と

 コーディ、ラムネ、ルシファーの3人それぞれで探すことにする。


 ハーバード王と、ハーマンさんには城で娘、

グウェンの帰りを待ってもらうことにする。

 早速俺たちは聞き込みすることにした。

 案外すぐ見つかるだろうとそう思っていた。


 一日目。

「グウェンさん?みてねぇな。」

「そうですか、分かりました」


 二日目。

「グウェンさんは、見てないわね。」

「そうか、サンキューな」


 三日目。

「手がかりなしって、あんまりじゃ〜、、、」


 悲しそうに叫ぶハーバード。


「ちょっと面白いわね。」


 おいおい、言わんであげて。ルーナさん


「でも、おかしいな。」


 レイが疑問に思った。

 確かにおかしい。

 この二日街のかなりの数の人々に聞いた。のにも関わらず、誰も知らない。

 なんなら、手がかりすら何もないのは流石におかしい。


「ラムネもなにも、グウェンの匂いとか、しないぞ。」


この通り、何もないのはやはり、何もおかしい。


「この国、防犯カメラとか無いのか?」


 俺が聞いてみたが、皆んな不思議に聞いてきた。


「ぼ、ぼうはん?」


 王が首を傾げる。


「なんだそれ、美味しいのか?」


 コーディも分からないのか、て言うことはこの世界にそういったものはないと見て良さそう。

 となると、答えは一つ。


「拐われたとなると攫ったそいつは、能力者だな。」


 先にレイに言われてしまった。

 だが、まぁそうなるな。

 ここまで手掛かりがないなら、例えばだけど、

透明化の能力とか何か手がかりを消す能力があるかもしれない。

 だけど、こうなった以上何かことを起こしてみて、犯人を刺激しないといけないな。


 ――――――――――――――――――――

 

 それと同時期…

 クレバス王国の隅の方の小さい家である事が行われていた。


「もう、攫ってから三日たつね。グウェンちゃん。君が買い物に出かけた時、俺の魔法透明化で攫い、まだバレていない。おまけに、誰か雇ったようだが使えないらしいな。」


 男が笑いながらそう言う。


「目的はなに?お金?なのに、なんで何もしないの?」


「最初はそうだったけど、ほら、僕は飽き性だから攫って満足しちゃった。このままだと僕が攫ったってバレることはないだろうし僕と一緒に暮らそうよ…」

(いやだ、誰か助けて…パパ…) 


 その時、爆発音が響いた。


「はいドーン。失礼しますよ」


 白髪の白いスーツを着ている青年がいきなり屋根から入ってきた。

 白いスーツだが、胸にはアザトースのマークがあった。


「誰だお前…」

「すみません、あなたには用はないので死んでくださいね。」


 青年が男の首を絞め、殺してしまった。


「だ、だれ?」


 グウェンが不思議そうに言った。


「今からあなたを誘拐する第二の誘拐犯です。」


 笑顔でそう宣言する青年。

 だが、この青年には思惑があった。


(こいつを誘拐して、ファエトンの主人をおびき寄せる。)


 青年の後ろにはもう2人の白いスーツをきた人がいた。


 その2人もまた、アザトースの一員だった…




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