第十八話 村の復興
敵をフルボッコにし、村を救った俺たち。
ただ、課題は山積みである。
「アジトが倒壊しやがった。あぶねー早く逃げといて助かったな。」
コーディが安心したように言った。
「ラムネちゃんは?」
心配そうに尋ねるルーナ。
そんなに仲良かったっけ?と思いつつも、答えた。
「怪我はスキルのおかげで治ったみたいだけど、念の為病院に行かせたぞ。」
「あんたは大丈夫なの?」
腕も綺麗に治ったみたいで特に異常はないので病院には行かない。ただ、
「ルシファー、後で話あるんだがいいか?」
「ん?何だよ、まぁーいいが?」
俺たちは、村を救ったので村の人々から感謝されたが村はボロボロ。なので、今日はもう遅いので明日、村の復興作業を俺たちも明日手伝うことにした。
理由は、お金を弾んでくれるらしい。
やったね。
その日の夜,宿では一人一つの部屋を用意してもらった。
ルシファーは危険なので俺と同じ部屋だ。
「なるほど、そんな事が起ってたのか。
強制解除?とか想像者とかは聞いたことがない能力だな。ただ、そのチャーリーの能力をお前が持っている事は説明できるぞ。」
なんて、博識。
こういう奴が知り合いにあると便利だね。
「説明してくれ。」
「ああ、俺の武器、ファエトンは生きている。正確に言えば自我があるんだ。
そして、ファエトンには能力がある。その能力は
"略奪"だ。」
「生きてんの!?キモ!」
「今のお前の相棒だろ、、」
呆れたように言うルシファー
「んで、ファエトンと一度戦って勝った者の能力を生きてたらコピー、死んでたら略奪ができる。
そのコピー、もしくは略奪した能力はそのファエトンを使って倒した、その時の主人がその能力を永遠に使うことができる。
また、一度戦い、勝った相手にはファエトンは
2度とそいつには負けないんだ〜。最強だろ?」
ちょっと自慢みたいでうざいが確かにすごい。
「なるほどね。分かった。ありがとう。能力についてはまた今度分かったら教えてやるよ。等価交換としてな。」
「いらねえよ。」
満更でもなさそうな表情なルシファーだった。
そして、その日は眠りについた
――――――――――――――――――――
「ん?なんだここ?」
目を覚ますと、白い花畑だった。
え、俺死にました?いや、流石にそれはないでしょ。
白い花は、なんだこれ、白い椿?見たことないな。
「こっちだぞ。」
遠くから声が聞こえた。
よーくあたりを見てみると、奥の方に一つのテーブルと二つの椅子がある。一つの椅子には誰か座っていた。
行ってみるしかないか。
「座るがいい。」
そこに座っていたのは白い髪の赤い目、赤い着物を着た一人の少女だった。
年齢は、小学校低学年ぐらいの、ロリだ!!
かなり可愛い。
「や〜、お主、転生者じゃろ、」
!?わかるのか、この子。
「この子と言ってもワシは何万年のこの地にいるのじゃぞ!」
「お主は、面白そうじゃからの、見ていたんじゃ、ずっと。そして気になって招いてしまった。
うっかりうっかり、ワシはこれでも"神" じゃからの」
心の声読んだ?うさんくさい、怪しい。
「なんの神なんですか?」
「うぇ?!え〜っとそうじゃな〜。そうじゃ!美、美の神じゃ!」
何その慌てよう。まぁ一旦いいか。
「で、ここはどこなんですか?あの世じゃないですよね。」
「ああ、ここは夢と現実の間、じゃ。」
誇らしげに言うが全然誇らしくないぞ、ロリ神様。
「で、なんで招いたんですか?」
気になったので聞いてみると、衝撃の答えが帰ってきた。
「ああ、お主ら、2日後このままだと死ぬぞ。」
は?は?
思わず2回は?と言ってしまった。どいうことだ?
「お主,どうせ、「この依頼〜〜達成したし、そろそろ街に戻って様子でも見に行くか〜」とか考えているだろ。」
なんだろ、当たっているし、モノマネがどことなく似ていてうざい。
「街には今のお前らより何百倍も強い奴がいる。今のお主らには勝てないぞ。そこでだ、お主に死なれては面白くない。ということで、お主らまず、この依頼が終わったら,まず装備を整えて街から反対の方へ歩け。
まず、そこからじゃ。何かあればワシがいつでも夢の中に出てやるぞフフフフフ」
胡散臭いロリだな。顔がブスだったら3回引っ叩いている。
「そうか、だが信じられないぞ。」
「なら、信じさせてやる。お前3歩後ろに下がれ、転ぶから。」
「……付き合ってやるか、」
散歩だよな。花しかなく石ころなんてないけど、
転ぶのか?1歩、2歩、3歩……特に何も!?
「ほら行ったろ」
転んでしまった。花のせいと後ろ見ないでバックしたから足が絡まったのだ。
「でも、いまのは…」
「もう、いいじゃろ。とにかくよろしく頼んだぞ
なお、ここでの記憶は忘れるがさっき言ったことは覚えているようにしてやる。じゃあな〜〜」
え、いや、まだ聞きたいこととかが…
そう言えば,名前、
「おい!待て!!」
あのロリ、絶対今度聞き出してやる。
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「おい、起きろ、ハイル!」
「!?。ん?なんか、夢?を見た。」
ルシファーが起こしてくれた。
なんだか何を見たのか覚えてない。
「夢?どうでもいいわお前のなんか、ほら、復興作業するんだろ。」
――――――――――――――――――――
夕方、復興作業が大体片付いた。
「ありがとう。助かりました。」
村人達が俺たちにお礼を言ってきた。
そんなに、言われたら照れちゃう。
「じゃあ、行くか。」
「ラムネはいいの?」
ルーナが聞いてきた。
ラムネはこの村の人だからな。
無理やり連れて行くわけにはいかない。
「待って!」
聞き覚えのある声が聞こえて振り返った。
そこにはラムネがいた。
「恩返しがまだ出来てない。村を助けてくれてありがとう。次はラムネがお前たちを助ける。」
それは、俺たちに付いていくということか?
「気持ちだけでいいが、…」
俺がそう言った時、ルーナが割って入ってきた。
「じゃあ、付いてきてくれるってこと?」
ルーナが質問した。
「ああ、力になる。」
「ハイル!」
そんな眼差しでみるな。
「分かったよ。じゃあ、ラムネも連れて街に戻ろう。」
ん?いや、そう言えば…なんだっけ、大事な事があったような。
街には行っちゃいけない気がする。
「装備を整えて、街から反対に歩こう。」
ん?自分で言っておきながら何言ってんだ俺、
「え、なんで、?」
ルーナが聞いてきた。他のみんなも不思議そうに見ている。
なんでだっけ?俺でさえも思い出せない。
「まあ、いいじゃねえか。一旦装備を整えようぜ。」
コーディが言ってくれた。
「だな、ひとまず、ラーナヤに戻ろう。」
レイが同意してくれた。
わかんないけど、なぜか安心している俺がいる。
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その時、夢と現実の間で、白髪の赤い目、赤い着物を着た女の子が、嬉しそうに微笑んでいる。
「よし、回避できたそうじゃの、ルシファーの奴
化けてるのか、わしにはバレバレじゃぞ。
にしても、ほんとは記憶消さなくてもいいんだけど下手に話されて、ルシファーに勘づかれたら
少しだるいんだよね。わしでもあいつに3回中1回は負けてるからな。ンフフ」
かわいい顔とは裏腹に少女は何か楽しげに微笑んでいた…
仲間が全員揃ったぞ!!
ヤッター
ロリ神様が出てきたぞ!!
ヤッター




