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第十七話 獣人族の奪還編#5

 「俺が始末をしてやる。」


 そう言って殺意MAXのチャーリーが俺たちに迫ってきた。

 ラムネも臨戦態勢。準備は俺も含めておっけいだ。

 そう、この時まで、俺はこの世界を甘く見てた、


「ハイル!来るぞ。」

「ああ、分かってる。」


 チャーリーがまず、ラムネではなく俺の方にすごい速度で突っ込んできた。

 まず、俺からか、そう思った時、

 今まで体験したことが無いほどの激痛に襲われた。

 痛い…熱い…なんだ、何が起こった?腕の感覚がない。

 声が出ない…

 大量の血が俺の腕から流れていた。

 俺の左腕が切断されたのだ。


「………!」

「大丈夫か!?ハイル!」


 ラムネが俺の方を一瞬見た時、チャーリーはそれを見逃さなかった。


「はい、もう一人」


 不敵に笑みを浮かべたチャーリーが、ラムネの

お腹を隠し持っていたナイフで何回も刺した。


「は…ハイ…ル…」


 ラムネが血を吐きながら倒れた。

持ってたのかよ…


「あんまり、こういう真似は嫌いだがな。ここは、金になる。そう簡単に取り返されてたまるか。ハハハハハ!」


 ナイフを捨て、高らかに笑うチャーリー

 やばい…勝てない…あれ?俺もし、こっちで死んだらどうなるんだ?

 そんな事を考えている場合じゃない。ラムネがやられた。どうにかしないと…

 そう思い、動こうにも体が恐怖で硬直している。


「期待ハズレだ。ハイル、これで終わりにするぞ」


 そう言ってチャーリーが手を伸ばし、紫色の炎の玉を生成した。


「じゃあな。」


 チャーリーがそう言い俺に放とうとした。

 終わりか…こんなとこで…せめて、隙をつくりたい。

 そうすれば、まだいけるかな。右腕しかないけど…

 その時、



 《オリジナル能力獲得。"強制解除"が手に入りました。》



 頭のなかで優しい声が鳴り響いた。

 なんだ、この声、能力?解除?なんのことだ…

 幻聴かな、



 《それに伴い、能力:想像者を手に入れ、超能力者になりました。》



 また、この声だ…なんなんだ…


「ん?今の声、世界の声か?能力を獲得したようだな。だが無駄だ。」


 こいつにも今の声が聞こえたのか。

 わけがかわらない。ああ、クラクラしてきた。

 血が少なくなってきたのか、まずいな。


「ラムネ…ごめん…」 

「お願い…だ…す、げて…この村を…協力…する。」


 ラムネが泣きながら俺に頼んできた。まだ…生きてたのか。

出血がひどい。貫通はしていないみたいだが、

 でも、こいつには俺も絶対に負けたくない。

 こいつは、ラムネとこの村に酷い事をした。

許さない


 だから、酒井ガチります…


「強制解除!!」


 手をのばしそう叫んだ瞬間、手からチャーリーまで黄色い鎖のようなものが出てきて、紫の炎の玉が消えた。それに伴い、数秒チャーリーの動きが止まった。


「なに!何が起こった!」 


 困惑している。よく分かんないけど今しかない、

 俺は片腕しかないがファエトンを握りしめてチャーリーのそれを胸に突き刺した。死なない程度に…


「くそ、何が起こってんだ!?」


 チャーリーが動き出し、覇気のようなモノで俺を吹き飛ばした。


「ふざけやがって、俺は準冥王級だ、この俺をシリウスのお前がここまで…だが、面白い、いいだろう本気でこい!」


 そう言ってチャーリーは着ていた鎧を脱ぎ捨て、

 俺が刺した傷をすぐに再生した。

 片腕しかないけど、いけるかな。武器と、さっきの能力でどうにかするしかないか…

 次の時、チャーリーの拳と俺の刀がぶつかった。


「片腕しかないのに、何故そこまで戦える!?」


 チャーリーが言うが俺にもわからん!!

言われてみれば、痛みがやわらいだ?


「くっ、インフェルノストーム!!」


 チャーリーの背後から大量の火の玉が隕石のように降り注いでくる。


「まずい、避けきれない…」

「これなら、お前も無理だろう…」

「く、使えるかな、強制解除!」


 俺に当たりそうな火の玉が全て消え失せてしまった。

 あら、便利〜


「見たことない技を使いやがって、アースクラッシュバスター。」


 次はなんだ?その時、

 地面が割れたのだ、やば、足場が不安定。

 室内でどんな技放ってんだよ!!

突っ込みたいとかではあるが…

 その時、地面が割れたおかげで今まで立っていた柱がチャーリーに向かって倒れてきた。


「ん?」


 チャーリーが、楽に受け止めるが俺がその隙を見逃さない。


「強制解除。」

「なに!?」


 チャーリーが,柱を受け止めきれず、体制を崩した。そこで、俺がすかさず、刀でチャーリーの胸を刺し、足や腕も外傷を与えた。

 流石のチャーリーももう、戦えないだろう。


「なぜ、殺さない。」


その答えは簡単だね。


「殺しが嫌いだからだ。」

「そうか。だが、俺は負けたのだ。最後は、俺の自爆になっちまったのか…」


 そう言って、チャーリーは自分で自分の首を飛ばし、自害した。


「そこまでしなくてもいいのに…、それより、ラムネは…まだ、息がある、」

「よ…かっ…た。勝てて。腕の痛みは…あまりないか?」

「ああ、」


 と返事をする俺。

 腕を切られ、最初はめちゃくちゃ痛かったのにまるで夢かのように痛みがなくなっている。


「…よかった。」


 ラムネは安心した。

 そこで俺は分かった。痛みが少なくなり冷静な判断ができるようになったのは、能力は分からないけどラムネが何らかの方法で和らげてくれていたからだと。


「早くここから、出よう。今にも倒れそうだ立てるか?」

 その時、また聞こえた。



 《超速再生、アースクラッシュバスター、インフェルノストーム、洗脳の能力をファエトンによって獲得しました。

これにより、ハイルがこれらの能力を獲得しました。》



 その時,俺の腕が次第に直り、ラムネのお腹も治った。

 どうなってんだ?


 チャーリーvsハイル、ラムネ

 ハイル、ラムネの勝利


 ――――――――――――――――――――


 アジトから脱出し、みんなと外で合流した。

 ラムネは念の為、村の病院でみてもらっている。

 雑魚たちは負けを悟り皆逃げたそうで、村の人々の洗脳がとけ、皆元気になっている。


 今回の依頼はいろいろなことが起こった。

 俺のスキルのことだったり、いろいろだ…

 不安がある。

 街に戻ったら、もっと強い奴がいるかもしれない。


 そうなると、ルシファー以外の俺たちは勝てるのかどうかが不安だ…






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