第十六話 獣人族の奪還#4
「お前らごときが俺に敵うと思っているのか!」
キャメロンがキレ出した。
(気性荒いな〜こいつ。)
そう思うルーナである。
「ルーナ。くるぞ、」
何かを察したルシファーは、ルーナに伝えた。
そして、ルーナも察した。
「分かってるって…」
そう言ってると、
「くらえ、俺の技…轟斧乱舞・天破刃!!轟斧乱舞・天破刃」
キャメロンが両手に持っていた二つの斧をルーナとルシファー目掛けて投げ飛ばしてきたのだ。
その威力は、一撃で全身の骨が粉砕するほどの威力だ。
「うわ!危な、」
なんとかギリギリ回避したルーナだが、それとは対象に余裕でよけるルシファー。
隙を見てキャメロンに剣で斧に張り合うも体の大きさ的にも限界があり、簡単に吹き飛ばされてしまった。
「ちょっと、モーリ!手伝ってよ!」
頼むルーナ。
「何言ってるんだ?手伝うにも、あんなやつ余裕だろ。
まず、頼む前に相手が何が得意で何が苦手か特徴を見極めろ。」
呆れて答えるルシファー
「え?そんなこと言われても…」
「いいから、やれ。」
「はい!すいません。」
言われた通りやるルーナ
「相手の特徴、何が得意、何が苦手か」
(分かるわけないじゃん。でも、あっ!そうか!)
何かが分かったルーナ。そして、再度キャメロンに立ち向かう。
ルーナは、持ち前の剣技で斧を払うように対処し、
キャメロンの懐に入った。
(斧は、重いしでかい、だけど、私の小回りのきく剣で近くまでいく。でも相手の力もある。斧と剣で張り合っては勝てない。だから、軽くあしらいつつも避ける。)
「素早い、戦い方が分かってきたようだな。」
感心するルシファー
「なんだこのガキ、さっきと動きが違う。考えて動いてやがる!咄嗟に戦う俺とは正反対でやりずらい…」
(あとは、刺しまくる。)
ルーナは、キャメロンの腕と脇下、胸の部分を刺した。
「それぐらい刺せばこいつはもう動けないし。戦おうとはしないだろ。」
ルシファーが考えるように言った。
「分かった!じゃあ私たちの勝ちだね!ここから出て少し安全なところに行こう!」
戦闘が終了したら、今回の場合は撤退と命令してある。敵の強さがいまいちよくわからないため、
変に巻き込まれたりしてはダメだからだ。
嬉しそうに微笑むルーナ。
キャメロンvsルーナ&ルシファー
ルーナ&ルシファーの勝利。
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「こいつ、強いぞ!レイ!」
コナンとの戦いに苦戦を強いられているコーディとレイがいる。
「その程度ですか?」
呆れたように言うコナン。
コナンは眼帯を外している。どうやらコナンの能力は、相手のスキルを目で読み取るというスキルだ。
なので、コーディの糸や縄の能力、レイの時止めなど全てばれているということ。
(こいつの剣の腕が高すぎる…手の内がバレてるから時止めしたところで、意味がない。それにこの技の弱点もバレてる)
(この時止め能力の欠点は、止める時間分瞬きを止めなければならない。瞬きをさせる為攻撃を繰り広げれば勝てるな。糸の奴はスルーでいいか。障害にならない、まずこのガキからだ。)
レイの時止めは、瞬きをせず、止める対象をみる必要がある。
全体を止めるのであれば、どのみち瞬きをしてはいけない。例えば6秒止めるのであれば6秒間瞬きをしてはいけないのだ。そして、全神経を集中させなければいけない。
だが、コナンは集中させないため、技を繰り広げている。
「こいつの攻撃を避けるので精一杯で、時を止めれない」
そんな時コーディが言った。
「レイ!コイツの時を止めろ!」
(バカか、こいつ、時を止められないから今の状況なのだ。)
コナンは呆れた様子でいる。
だが、レイは分かった。今はレイにとって癪だが、信頼できる仲間がいる、集中してら最中に攻撃がきてもこいつが守ってくれる。そう思い、レイは集中する。
「バカな、俺の攻撃に反応しない、」
コナンはレイの首を落とそうと、思い剣を払い上げた時、何かに剣が跳ね返された。
(なに!?)
コナンはすぐに分かった。だがこの時にはもう遅かったのだ。
なぜなら、既に時が止まっているのだから。
「時を止めたぞ!」
「ナイスだ、レイ!さてと、コナン…とか言ったか?おまえ、俺が弱いと思って無視してたろ。それがお前の敗因だよ!ワイルドウィップ!」
嘲笑うかのように、コーディが言った。
コナンの剣が跳ね返された理由はコーディが目立たぬよう細くて頑丈な糸を集中したレイの周りにできるだけ張り巡らせていたからだ。
ワイルドウィップは、コーディの指から細く、鋭い糸を自在に操り、瞬間的に鞭のようの振り回しコナンを攻撃した。
「やめろ、痛い、やめてくれ!!」
コナンは懇願する。時が止まっていても意識と痛覚は残っている。
時が動き出した。
コナンはもはや、戦える気力もなく、自然と倒れた。
コナンvsレイ&コーディ
レイ&コーディの勝利
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さてと、まずいね。
ラムネが持っていた両手剣で俺に攻撃してきた。
すごい力だ、これが獣人か…
感心している場合ではないな。
俺が持っている刀でラムネを止める。
あの野郎、呑気に椅子に座ってみている。
あいつマジで、舐めすぎだろ。
腹が立ったのでラムネを軽くファエトンで吹き飛ばし、チャーリーに投げた。
ごめんね。ラムネ。謝ったからよし。
チャーリーがでも、それは予想していなかったようで焦って避けた。
その瞬間ラムネの洗脳が解けた。
よし、さ、作戦通りですよハハハハ…運良くてよかった。ファエトンが俺の手元に戻ってきた。
ラムネも、意識が戻り俺の方に駆けつけてきた。
「今、ラムネは何をされた?」
ラムネが質問してきたが、大丈夫と宥めた。
さてと、あいつは一度かけた相手には、暫くは洗脳できないらしい。
こっちの勝ちですね。
「さて、どうする?ていうか、人に頼らないで普通に戦えよ。」
俺が提案すると、チャーリーは目を光らせ俺を洗脳しようとしたが…
出来なかった。
「なに!?なんだあの武器は!?」
なんかびっくりしてるみたいだけど、そんなすごいの?これ。
ファエトンのおかげなのかな?なんなんだろこの武器。
気を取り直すチャーリー
「仕方ない、俺がお前らを始末する。」
最初から、そうしろよと思い、戦いが再開した。
長くなってしまいましたが、次回で獣人族編最後です。




