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正常に生きるために飯を食う計画  作者: 夜霧ランプ
余計な事を考え始める~飯の記録のエッセイのはずです~
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七十日目の生きる意欲:頑張って飯を食う

 二千二十四年七月三十日。

 朝、目が覚める。八時くらいだ。十分眠ったな。起きよう。

 って事で体を起こす。立ち上がる、飯を用意するため冷蔵庫に向かう。

 貧血になるぅぅぅぅぅぅううううううぅぅ~。

 って成って、まだ敷いてあった布団に横たわる。

 何? また何時もの状態ですか? 長く眠っても効果ないんか? と思う。

 どうやら、僕のこの、毎朝の調子の悪さは、起立性貧血と言うらしいです。

 書いて字のごとく、立ち上がると貧血になるって言う症状。


 立ち上がるだけで調子が悪くなる症状って言うのはいくつかあって、起立性低血圧とかもあるっぽい。

 後、立ち上がる時に自律神経がおかしくなるパターンもあるっぽい。

 なんであれ、一人で暮らしているので、生き延びるためには自分の足で立たねばならん。

 気持ち悪くなりながら、冷蔵庫を開けて、買い置きのチョコレートを貪る。

 鉄分が補給されて、少しだけ調子が改善する。

 しかし、今までの生涯で前例がないくらい調子が悪い。


 朝食ったものは、チョコレートと、マーマレードジャム食パンと、牛乳。

 その食事が貧しい事に気づく。

 家でしか物を食べない状態では、やはり最低限のものしか食べれない。

 なので、昼ご飯はちゃんとコンビニに買いに行く。

 ナポリタンと「プリンどーん」と言う、でっかいプリンを買う。食べる。美味しい。

 口の中のケチャップを洗い流そうと、ドリンクを買う。飲む。

 襲い来る気持ち悪さ!!

「血液薄まってまーす! 非常事態非常事態!」と、脳が騒ぎまわり。

 胃袋のほうは、「これ以上何人たりと侵入を禁ず(じゃなきゃ戻りますよ)」と無言で述べ。

 何をどうしたら良いのさ。

 俺はどうしたら今日と言う日を快調に過ごせるのさ。

 と、数時間考える。


 気分が悪いままおやつの時間を迎え。

 気分が悪いまま、チョコレートをひとかけ食べ。

 冷たいドリンクを飲み込み。

 射るように思いつく。

 冷たいものばっかり飲んでるからヤバいんじゃね? と。

 そう言うわけでぬるめのお湯作戦。

 パターン1、お湯をカップに注ぐ、置いておく、適温になったら飲む。

 パターン2、お湯をカップに注ぐ、冷たいドリンクを少量注ぐ。適温で飲む。

 これを繰り返してみた所、午後十六時くらいになってようやく元気になった。


 それからずっと、お湯を沸かして紅茶を飲んでいる。

 胃袋が暖かい。体温が下がらない。心地好い。

 そして夕飯を食ってなかったことに気づく。

 どうしよう。もうすぐ二十一時になるけど。

 野菜なら行ける? 行けるかもしれない。

 トウモロコシを直火で焼いて食べてみよう。


 大変な一日だったけど、出かけたおかげでちゃんと頭を働かす事も出来たし。

 まぁ、後は…明日の朝にちゃんと生存していられるように、準備をしておこう。

 貧血がひどいとゾンビになるのです。

 とりあえず食物を摂取するであります猫明神。

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