賢者の石 part1
◇僕の名前はショウタ。僕は今、雨が降る中墓場の前に立っている。親友のハヤトの墓場である。僕の隣に立っているのは、チヒロだ。昔、よく三人で遊んでいた。
◇夏休みのある日。晴天で蝉が鳴いている。僕は中学三年生で受験生でもある。そんな中僕は寝ている。ハリーポッターについて考えている。僕はハリーポッターファンで昔からずっと見ている。隣の席では、チヒロが真面目に勉強している。前の席はハヤトの席だがいない。突然、ドタンと廊下から大きな音がする。クラスがザワザワする。一人の生徒がドアを開けるとそこには黒人のような男二人と、その少し離れたところにはアメリカ人の様な二人が杖を構えていた。先生が様子を見に行く。すると黒い方の一人が杖を先生に向けて、「アバダケダブラ」と言うと先生は倒れ込んだ。クラスが悲鳴でいっぱいだ。他のクラスの先生も見に行くが状況を見て下がる。ハリーポッターの夢を見ているのだろうか。目をこするが、何も起きない。そう、これは現実なのだ。そうこう考えているうちに、アメリカ人の男たちが攻撃を仕掛ける。「セクタムセンプラ」と言う。黒い方の二人は「プロテゴ」と言う。完全にハリーポッターである。黒い方の一人がアメリカ人みたいな男に向かって「エクスペリアームズ」と言うとアメリカ人の方の一人の杖が飛んでいった。偶然にも、その杖は教室の窓を通り僕の目の前に落ちた。僕はもしかして、、、と思い杖を拾い上げる。そして僕は「ステューピファイ」と言うと、杖からビームの様なものが出る。それが黒い方の一人にあたり、気絶した。クラス中は驚きの声でいっぱいである。黒い方のもう一人が焦る。気絶した方の手を持ち消えていった。姿あらわしだろうか。アメリカ人の様な男たちが近づいてくる。「君すごいね 魔法が使えるの?」「あなたたちは誰ですか?」と僕は尋ねる。「ああ、すまない僕の名前はジェームズ。で、もう一人の方はアンドリューだ」「君の名前は?」「僕はショウタです」「君、ホグワーツに入らないかい?」突然のことで頭が回らない。だが、興味本位で行きたいという気持ちが抑えられない。「はい!入れるなら入りたいです!」だが、アンドリューが口をはさむ。「いいのか、こっちの世界に連れてきて」「平気さ」と男たちが会話をする。ジェームズが続けて、「他に魔法が使えそうな人はいるかい?」僕は悩むがそれは一瞬に過ぎなかった。僕は間を置いた後すぐに「います!チヒロという子です!」と言い、チヒロを連れてくる。すぐに僕はチヒロに杖を渡す。チヒロは、混乱をしていだが、少しすると落ち着いた。するとチヒロは「プロテゴ」と言い、シールドな様なものが出る。「君を使えるんだね」とジェームズが言う。「やった!」とチヒロが喜んでいたが、そこにクラスの陽キャが来る。「俺にもやらせろ!」と言い、チヒロから杖を奪い「プロテゴ!!」と言うが何も起きない。どうやら選ばれ者にしか使えないらしい。
◇ひと段落がついた。僕たち以外の生徒の記憶を消すらしい。ジェームズが「オブリビエイト」と言うと生徒たちの記憶が消えた。「さあ 俺たちの世界に行く準備をしに行こう」だがチヒロが不安げな表情をしている。僕は言った。「どうしたの?そんな表情をして」「そっちの世界に行ったら、家族や友達はどうなるのかと思って」確かに僕もそう思った。だが、ジェームズが「心配するな 俺たちの世界とここの世界の時間軸は違う」「だから、俺たちの世界で十年経とうとここの世界ではたったの一秒だ」俺たちは、安心した。「家に帰って支度をするんだ」「出発は二時間後だ 学校の隣の公園で集合だ!」僕は家に帰った。支度をする。だが、時間が余ったのでチヒロの家に寄ることにした。「気分はどう?」僕が言うと、チヒロは「最高だよ!興奮が収まりきらないくらい!」「だけど、ちょっと不安もある」確かに、僕たちからしたら未知の世界に行くことになる。僕は優しげに「大丈夫だよ」「さあ、時間だ、公園に行こう!」と言った。公園に着いた。「よし、忘れ物はないな! 今から別世界にワープする扉を開く」とジェームズが言うと杖を振った。すると、ポータルが開いた。「さあ、ついて来いよ」と言い、僕たち二人はポータルに入った。