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ダンジョン化した世界でどこにでもいる高校生は誰よりも強くなります  作者: 仮実谷 望


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第二十一話 快適なダンジョン攻略は余裕のある攻略だ

 今日も今日とてダンジョンに潜る。


 ミツキもサツキも一緒に潜る。


「ハジメ今日は十一層から潜るんだな」


「そうだな」


「ハジメ君は先っちょだけ入れるのと全部入れるのとどっちが好き?」


「……まあとにかく行こうか」


「あんスルーしたいけず」


「あんましセクハラすると殴るぞ」


「魔獣化して?」


「素の状態でだ」


「じゃああんまし怖くないね」


 殴った。


 腹パンだ。


 サツキはこのくらいしないと駄目だ。


 十一層はゴブリンジェネラルが出現した。


 ゴブリンジェネラルか。


 なかなかに強敵なんじゃないのか?


 だが少子抜けだった。


 動きも遅い。


 いや俺が速いのか。


 星雷速の腕輪もしているし。


 アカツキモードのミツキでも遅いと言っていた。


 とにかく相手が遅い。


 そして攻撃がすんなり通る。


 とまあ普通に対処できた。


 最悪の弱さだ。

 

 いや強いと困るのはこっちだが。


 ゴブリンジェネラルのドロップ品はゴブリンジェネラルのこん棒。


 カード状態で出るので回収が容易だ。


 ゴブリンジェネラルのこん棒ともなれば希少金属が込められている。


 溶かして武器に加工すればかなりのものになるだろう。


 買取価格は4000円だった。


 かなり稼げそうだ。


 ゴブリンジェネラルを倒し尽くして十二層に行く。


 快適にダンジョンを攻略できていた。


 サツキが敵に攻撃を当てるたびに喘ぎ声を出しているのが気になったが。


「ああーん、ここがいいのかー? いいんかー? あーん!」


「そろそろ五月蠅いので黙ってもらえませんか? サツキ嬢?」


「てへっ」


 また殴ってしまった。


 しかしセクハラ女の喘ぎ声ほど五月蠅いものは無いな。


 でもそんなサツキもやられそうになると反撃の顔がマジだ。


 そんなサツキがかなり好きだ。


 でもミツキは頑張っている。ミツキも好きだ。


 なんだろう凄くもやもやする。


 でもとにかく一緒に行こう。


 無限大の攻略を進める。


 そんな辛うじて進めるような快感と爽快感があるといいな。

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