第一話 始動
久々の新連載です。是非ご覧あれ。
世界が普通だった日からいつもとは違う非日常となる日の境目。
とある日、俺は朝起きるといつもと感覚が違った。
なんだろう体が軽いと言うかそれよりもスキルを覚えたと言うか感覚が違う。
自分のステータスを見たいと思うことがあるか?
そんな中二病染みている俺はステータスと念じる。
するとステータスが見れた。
大鳥創
年齢16歳
魔力値56
肉体強度38
これだけ??
自分のスキルはどんなもんだと念じると、スキル創作と出た。
スキル創作?? なんか万能そうな凄いスキルのような。
でもスキルを創作できるスキルとは。なんだそれはと思う。
試しに作ってみたいと念じると。
創作力が足りませんと謎の女の人の声が聞こえる。
創作力? それはどこで手に入るのかと聞くが謎の女の人の声が答える。
『モンスターを倒してレベルを上げればおのずと手に入ると思います』
モンスターはどこにいる? と聞くと。
『ダンジョンです』
「ダンジョンはどこにある?」
『ダンジョンはどこにでもあります』
駄目だ答えになってない。
探せということか。
だがモンスターを倒すためにはスキル創作を使いたい。
なんかいい方法は無いのかな。
『それならばチョコレートを食べればいいです』
どういうことだ?
『創作力が1回分だけですが貯まります』
そういうもんなのか。
そういうことでチョコレートを食べまくった。
創作力が一定値に貯まったと出た。
というわけで火炎というスキルを作ってみた。
火炎を発するというスキルだ。
これでモンスターを倒せるかもしれない。
ダンジョンはあった。
黒い穴のような渦が見つかった公園で。
でも騒ぎになっていないのはどういうことだろう?
まあいいか。
ダンジョンでモンスターを倒そう。
うさぎが出た。
一角ウサギのようだ。
火炎でうさぎを燃やした。
余裕で倒した。
まあいいか。
そして1体倒したら宝箱が出た。
剣だ。小剣のようだ。
謎の女の人の声だと呼びずらいのでなんでも答えてくれるから世界の真理さんと名付けた。
世界の真理さんによるとラビットソードという名前の剣だとか。
刃にウサギの角が使われているとか。
それだけでもあるのに強力な魔力が込められてるように感じる。
ただのウサギ剣じゃないぞこれは。
今日は色々と嬉しい日だ。
帰って寝よう。
そんなこともあり普段着ではない一日だった。
次の日。
ダンジョンを探している。
昨日のダンジョンは消えてしまった。
ダンジョンは森の中とかにあるとか山にあるとかわからん一日だ。
だが都心の最難関のビルにダンジョンが出現した。
なんだこれは!? って声が聞こえる。
警察は何してんだよと言う声も聞こえる。
何故か警察は近づけないらしい。
ダンジョンを害するものは頭が痛くなって動けなくなります。
と世界の真理さんが答えている。
ダンジョンに入ることにした。
昨日のラビットソードはカード化している。
ダンジョン産のアイテムはカードの形状に物体を変更できる。
持ち歩くときに便利だ。
俺はラビットソードを実体化させる。
魔力を帯びている。そんな実直な感想が出そうなほど魔力を感じ取れる俺は火炎を放った。
目の前のスライムは焼き焦げた。
スライムは弾丸の速度で迫ってくる。
でも負けない。
俺は負けない。
もっと創作力を身に着けるんだ。
ラビットソードでスライムを斬りつける。
すると少しだけ力が湧いた。
ダンジョンは俺に力をつける場所だと信じたい。
そしてボスらしきアリクイのようなモンスター。
ラビットソードを持っているときは俊敏力が増すような気がする。
そして一気にアリクイを切り裂く。
「やあーーーーーーー!!」
「グゲラア!!」
勝てると信じたい。
でも何とか勝てた。
そして宝箱は俺の鑑定眼によるとフレイムソードが手に入った。
火の剣か。
なかなかに雑に強くなっていくような気がする。
そんなこともあり高校に行くとダンジョンのことは少しだけ噂になっていた。
「ダンジョンがあるらしいよ」
「警察は近づけないらしいね」
先生たちもダンジョンのことはやっかみだ。
そんなこともあり放課後ダンジョンを探そうぜと集団がわらわらと徘徊。
俺はソロで探すけどね。
次の日モンスターに殺された人間が現れた。
ゴブリンだという噂だ。
怖いという率直な感想が高校内で出始めた。
俺がモンスターを退治してやろうかなんて陰キャな俺が言えるはずもなく。
クラス内の一番のカースト上位の越前健四郎君がモンスターを俺が倒すと言い始めた。
そしてゴブリンの集団が本当に高校の中に入ってきたのだ。
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モチベが違います。
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