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84逃げろ

 だが、すぐに背後からモルトが大声を上げる。


「何をしているんだ!!!このモルトに叛逆するサルども殺せ!!」


 すぐに背後の衛兵たちが動く。

 竜真も葵の手を引き、廊下へと逃げる。背後から衛兵が追って来る。

 そして、前方からも大量の衛兵が攻めて来る。


 だが、竜真と葵からすれば、こんなことは慣れたものだ。


 そのまま走りながら、葵は竜真の刀に雷撃剣を再度付加する。

 さらに葵は、床から壁を蹴り、さらに一蹴りして天井にまで達し、身を逆さの状態にした状態で、魔銃を展開する。

 天井にまで達し、高さを稼ぐことで、より遠方の敵が射撃可能となる。

 展開させたのは、いつもの片手に出現する魔銃ではない。重力に従い、床へと落ちようとする葵の身の回りに、幾重にも魔銃が出現する。


 重力によって葵は逆さで床へと落ちながらも、その魔銃を連射する。

 まるで、その様はスローモーションのように、ドレス姿で床へと落ちる葵と、その周囲に展開される魔銃から放たれる銃弾の弾痕。

 その放たれた魔銃は、廊下の奥にいる衛兵たちを確実に捉え、倒していく。


 一方で、近接戦は竜真の領域、走りながらに一振りをすれば、残像となって紫色の稲妻が目の前の衛兵たちを襲い、行動不能とする。

 それでも残った兵には、剣戟と見せかけては、蹴りを入れて吹き飛ばす。

 竜真は突進を続け、目の前の衛兵たちを走りながら片付ける。

 竜真が走れば、走ったと跡には黒づくめの衛兵が次々と倒れている。


 そして、目の前の衛兵たちがいなくなったところで、空中で逆さになりながら、魔銃を放っていた葵が、くるっと身を一回転させて着地した。

 葵の身につけている破れたドレスの裾が遅れて優雅に床へと落ちる。


 まさに阿吽の呼吸。すでに、竜真と葵の先に敵はいない。

 竜真と葵はハイタッチを交わす。


 そのまま、敵のいなくなった廊下を竜真と葵がしばらく走ると、再び度前方から衛兵たちが襲ってくる。


 だが、もはや、この二人の敵ではない。

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