表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神に反する魔物と人  作者: まめのこおまめ
序章
1/1

序章1 家族と魔物

初投稿です。不定期にはなりますが頑張ってかいていきたいと思います!

「『この世界には複数の神がいました。世界を作った創造神マレィファ、そしてその子供たちそれぞれ大なり小なり役割があり神として世界を支えているのです』っと、疲れて寝ちゃったか今日はここまでね。お休みなさいミルキー」

「もう寝ちゃったか、お休みミルキー」


そう言って一人の男の子が眠りについたのを幸せそうに微笑みながら夫婦は部屋の明かりを消したのだった。





「おはよー!あ母さん、お父さん!ねぇ今日もいっぱいお手伝いするね!」

「おはようミルキー、それは嬉しいよありがとう」

「おはようミルキー、お父さんの言うことはちゃんと聞くのよ」



ここは森の中の小さな家、幸せそうな家族の1日が始まった。



「ねぇ、お父さん今日はなにするの?」

「うーん、怪我しちゃった皆の手当てをしたり、畑仕事をしたりかな?」

「わかった!」

「じゃあいこうかミルキー」


そう言った会話を交えながら少年は父親についていき家の横にある畑の横に来ていた。


「皆!でておいで!」


と父親が大きな声で言うと周りの森の中から、様々な魔物たちが出てきたのである。

大きさも種類も様々な魔物が、集まってきた。

ある程度集まってきたのを確認して、父親がもう一度大きな声で魔物たちに語りかけた。


「怪我をした奴はいないか!いたら見てやるから出てこいよー!」


そう言って小さな怪我でも大きな怪我でも魔物たちを一匹一匹魔法を使って直していった。


その間少年は魔物の子供たちと遊んでいるのだった。


こうして一通り魔物たちの怪我を直したあと、この森の主であるフォレストドラゴンが森のなかから顔を出した。


『いつもすまぬな、だがいつも聞いておるが本当にいいのか?魔物の治療などして』

「良いんですよ私も好きでやっていますし、魔族や魔物だって同じ生き物でしょう?それに私はこの森の皆が大好きなのです」

「僕も大好きだよ!」

「こ、こらミルキー!フォレストドラゴン様には敬語をつか、、、」

『いや、いいんじゃよ。こちらも世話になっとるしな。それにしてもお主らは他の人間と違うのじゃな、女神マーティラウトが認めるだけはある。わずかじゃが食い物じゃ畑だけでは果実などは足りぬであろう小柄な魔物たちに集めさせた。では、またな皆帰るぞ』

「ありがとうございます。また、日が14回沈む頃に皆の怪我をみますね!」

「またねー!」


そうしてその後は畑仕事を行ったり、薪割りをしたりして過ごす。それがこの家族の暮らしだった。


ちなみに治療などがないときは森の泉で魚をつったり弓で鳥を狩ったりして、日々を過ごしていた。





この世界には神の定めたルールがあった。魔族や魔物とその他の種族は敵対すると言うものだ。だが神も数多くいる。故にこのルールにあまり納得できてない神もいた、それが女神マーティラウトである。

マーティラウトは力を授けた。力の使い方を間違えないであろう心が優しくそして心の強い家族に力を与えたのである。

それが原因でこの家族たちに悲劇が起こるとは思ってもいなかったのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ