いざ森林調査! 1
本編少なめ。
カノンのステータスを後書きに載せます。
闘技場から出ると、道行く人から好奇の目で見られた。
『あいつがゴモレスさんを倒したっていう...?』
『あぁ。そうみたいだぜ。
あーくそ!俺も闘技場の中で見たかったなー!』
『なんでも攻撃力200000越えらしいぞ?』
『それはさすがに嘘だろ~。』
フッフッフ!
やっぱり気持ちが良いな!
今日は良いことずくしの一日だったな!
所持金が501000¥になったし!
金髪碧眼メロンボール(エルフかどうかは不明)にも会えたし!
闘技場で格好付けられたし!
といろんな事を考えていると前からアルスネルさんが。
「すごいとは思っていたけど...。
ここまですごいとは思わなかったよ!」
例えおっさんでも嬉しい。
「ありがとうございます。」
感謝を述べる。
ただこう、面と向かって称賛されるのはちょっと照れる。ので、
話を変える。
「ところで、アルスネルさんの店はどこですか?」
「あぁ!
元々それを伝えようとしてたんだ!僕に付いてきて!」
興奮からか、「!」がずっと付いている。アイガール状態と呼んでおこう。
「ここだよ!」
連れてこられたのは街の入口。
目の前にはボロい家っぽい何かが建っていた。
「え?これですか?」
思わず聞いてしまう。
想像していた店と全然違っていたから。
「あぁ。今から清掃していくんだ。」
へぇ~。
ゲームでは店が営業している所しか見てなかった。
営業前ってこんなことするんだな。
「見ての通りボロボロだけど街の入口にあったからね。思わず買っちゃったよ。」
ボロボロな分、安くすんだから。」
そっか。「ファイクエ」でもお金さえ払えば建物を買うことが出来たな。
家にするとか、ギルドのホームにするとか、使い道はたくさんあったはずだ。
俺は興味なかったけど、この世界で暮らすとなるとやっぱり必要だよな。
いつか、リアさんと二人で...。愛の巣を...。ムフフ...。
おっと、いけない。話が逸れた。
「何を売る予定なんですか?」
「ポーション系とか、そんなところかな。
街の入口だから、冒険者向けのものを取り扱おうかなと。」
「それが妥当ですかね。
そうなったら俺も買いますよ。」
「そうかい!
嬉しいな!ネームバリューが期待できそうだよ!」
『あのカノンも使っているポーション』とかいって売り出すのか?
詐欺の匂いしかしないだが...。
「僕は今から掃除をするけどカノン君はどうする?」
「.....手伝った方が良いですよね?」
「まぁ。(にこっ)」
「手伝いますから鬼のような顔で笑わないで!」
ーーーそれから五時間ほど掃除をするハメになった。
一日潰れちゃった。残念!
「いやぁ!手伝ってくれてすぐに終わったよ!明日にでも営業できそうだ!」
「それは...。よかったですね...。」
アイガール状態のアルスネルさんの話の相手するのはしんどかった。
テンションがおかしい。熱気でやられちまったぜ。ガクッ。
今日は報酬たんまりと貰えたから、良い宿に泊まろう。そうしよう。
俺は王都の中心近くにあった宿に泊まった。一泊500¥。
アルスネルさんから貰ったお金で泊まれるやんけェ...
アルスネルさんマジ神。
その日、ふかふかなベッドで寝た。まるで満喫(漫画喫茶)みたい!
行ったことないけど。
カノンのステータスです。
名前 ウタカタ=カノン LV15
500500¥
23000スキルポイント
HP 57800/57800 (装備+35600)
MP 14500/14500 (装備+10000)
攻撃力 350000 (装備+150300)
防御力 30560 (装備+25560)
魔法攻撃力 0 (装備+0)
魔法防御力 0 (装備+0)
瞬発力 90890 (装備+40890)
ゴブリンを倒したせいでレベルが...。
魔法攻撃力・防御力はいまだに0。
いつか上がる予定です。