表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で第二の人生始めます  作者: ユキサキ
1/22

プロローグ

初連載です!よろしくお願いします!

「暇だ...。」


俺はパソコンに表示されている画面を見ながら言葉を漏らした。

今している「ファイナルモンスターイータースタークエスト」はレベルアップ制ではなく、モンスターを倒して素材を手に入れて自分を強くしていくタイプのゲームであり、人気がとてもあるオンラインゲームだ。


ん?なんかゲームの名前が聞いたことがあるようなものばっかり?気のせいだろ。


まぁそれはどうでもいいとして。

俺はその中で「カノン」というキャラを操作している。

画面の中ではモンスターを倒すことが出来て喜んでいるのだが、現実の俺の心は、曇っていた。

それもそのはずだ。

俺はゲームで強くなりすぎたのだ。


まず、俺の身の回りの状況を説明しようか。

今現在の時刻は午前11時。普通の学生ならば学校に行っているはずだ。

にもかかわらず。俺は普通にゲームをしている。

なぜだろう?答えは簡単だ。

青春時代よりもゲームを取ったからである!

...........はぁ。

自分で言っておいて悲しくなった.....。

でもその選択については後悔していない。


なぜなら・・・


『この世界に金髪碧眼のエルフはいないから、学校に行っても色恋沙汰面白くない!』


おっと。つい声にだしてしまったぜ。

本来なら中学を卒業後、高校に入学するのが一般的だが、それを断念させるほど、重要なことであった。

確かに俺も色恋沙汰はしたい。それに恋人ならではのそういう行為もめっちゃしたい。

だがしかし!俺の女性のタイプは金髪碧眼の「エルフ」なのだ!

そんな人は現実にはいない。だから高校に行くのを断念した。


さらに、俺は中学生の時にあるゲームにどハまりした。

何を隠そう、ファイナルモンスター(以下略)である。

そのゲームの中にはエルフが!金髪碧眼のエルフがいるのである!

いやぁ。ファイナル(以下略)を見つけたときには運命を感じたね!

んで、ずぅぅぅとゲームをしてたらいつの間にか受験シーズンで、


『あ。今更勉強しても間に合わないからもう高校行かなくていいや。俺にはファイ(以下略)があるし。』


と考えてしまって。今では立派な自宅警備員になりました。てへ!

中学の時も不登校気味だったしな。

朝から夜までゲームしてたらいつの間にか強くなってて。というか、強くなりすぎて。

ラスボスの「ユートフィア」(通称鬼畜野郎)ですら一人で倒せるようになってしまった。

そのせいで、

「お前がいるとすぐモンスターが死ぬから面白くない。」

と言われ今ではフレンドが一人もいない。一人も。

俺自身、モンスターがすぐに死んで何も面白くない。俺に倒せないモンスターはいない。

やりこみ要素も大体終わってしまい、「高校よりも」と選んだゲームに飽きてしまったのである。


「はぁ...。どうしようかな...。」


そんなとき。奇跡と呼べるタイミングでアップデート情報の通知が来た。


「よっしゃ!なんてタイミング!運営に感謝感謝~

 .....ん?これって.....」


通知にはこう書かれていた。


『あなたはファイナルモンスターイータースタークエストを遊び尽くしました。

 そのことを讃え、特別なアップデートを差し上げます。

   アップデートしますか? Yes No

             アップデート内容

        【まだ見ぬ世界へ~異世界への旅立ち~】         』


「異世界転移キタァァァァァァァァァァ!!!!!」


ゲームだけではなく、アニメや小説、マンガにも精通していたためすぐに理解した。

これは異世界への片道切符ということに。

気付いた上で。

もう二度とこの世界に戻れなくなることに気付いた上で。

俺は。

迷わず。

Yesをクリックした。


なぜなら!

金髪碧眼のエルフがいるかもしれないからぁ!


そんなことを思いながら、俺は異世界へ旅立った。

誤字脱字はごめんなさい・・・orz

2話以降も読んでくれたら嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ