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不器用な人


「隼人!」


真が隼人の肩を叩いた。気付くと眠っていたようだ。つけっぱなしで眠っていたせいかパソコンの画面が熱くなっていた。


「悪い、真。」

寝ぼけながら、目を擦った。寝ずにパソコンに向かい続ける隼人に真は声を掛けた。


「隼人、お前寝ないと身体壊すぞ?」


「大丈夫だ。早く事件解決して桃子さん達を迎えに行かないと、、、」


「その事なんだけど、、、」

真は申し訳なさそうに、話を切り出した。


「俺があんな事言ったから、気にしてるんだろう?」


「そんな事、、、」


「桃子さんは、きっといつ迎えに行っても喜ぶと思うぞ?」


「でも、それじゃあ、、、、」


隼人は真の言葉に頷こうとしない。きっとまだ桃子さんに会う勇気が持てないんだろう。問題に向き合えない所は隼人の悪い癖だ。真は誰に話しかけるでもなく呟いた。


「不器用な人達だなあ、、、」



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