夢?それとも、、、
「おい、隼人起きろよ」
真に揺さぶられて隼人は目を開けた。昨日気付かないうちに寝ていたらしい、、、
肩にタオルケットがかかっていた。
「なあ、真。俺どの位寝てたんだ?」
「どの位って、俺が来た時には寝てたぞ?玄関の鍵も開けっぱなしだったぞ。不用心な奴だな、、」
真は呆れた様に俺を叱った。真が来た時には俺は寝てた、、、?
「いや、昨日お前と二人で飲みに行ったじゃないか。」
「えっ?俺が来たらお前寝てたじゃん。夢でも見てたんじゃないか?」
真は不思議そうに答えた。
昨日真と飲みに行った事が嘘だと言うのなら、、、隼人は急いで携帯の着信を確認した。
「、、、ない。」
そんな筈は。ゲームをクリアして、、、。
隼人はパソコンを立ち上げてゲームのセーブデータを確認した。戻ってる。
セーブデータは
ー(DVD)を保存しました。
ー新しい記憶(写真)が追加されました。
どういうことだ?
本当に夢だったのか?だとしたら、、、
隼人は写真を探そうとすると後ろから
「今何やってんだ?」
後ろから聞き覚えのある声がした。昨日の真の言葉と一緒だ、、、
アルバムを探すと写真が出てきた。答えはもう分かっていた、、、
ピンポーン
音がして母親と妹の顔が元に戻った。




