表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/40

たまには雑踏も、、、


「なあ、真。」


「何だよ。いきなり。」


「桔梗博士って、どんな人なんだ?」

隼人の問いに真は少し考えて答えた。


「仕事人間だったんじゃないか?仕事優先して、子供は嫁さんにまかせっきりで自分はずっと仕事してたんだろ?一言で言えば仕事人間だな。」


「、、、仕事人間かー。」

隼人はため息をついて、家族の事を思い出した。そんな隼人を見て真は言った。


「似てるよな、何となく、、、」


「何の事だよ、、」


「桔梗博士とお前がって事だよ。お前に似て、博士も不器用だったのかもな。」

真は何処か寂しげな顔をした。そして、いつもの顔に戻ると言った。


「お前の辛気臭いのが移っちまった。窓でも開けようぜ。」

真はそう言うとカーテンを開いて、窓を開けた。一気に外の雑踏が部屋に入り込んで、冷たく新鮮な空気が隼人の足を撫でた。


「どうだ?窓開けるだけで、世界が広がったみたいだろ?」

真の言葉に頷いた。


「ああ。たまには、外の雑踏も役に立つもんだな。」

隼人は伸びをして真に言った。


「独身時代みたいに、久しぶりに飲みにでも行くか!」


「そうだな!」

隼人と真は二人で飲みに夜の街へと出向いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ