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一休み
隼人はカーソルをベットに合わせてクリックした。
ピロン
ー(DVD)を保存しました。
ー新しい記憶(写真)が追加されました。
「写真かあー、、、」
写真なら、何処にあっても不思議じゃないからなー。
色々探さないと、、、隼人は頭を抱えた。隼人はいろんな所をクリックしていた。その時、部屋のインターフォンが鳴った。誰だ?
玄関の扉を開けると、一人の男が立っていた。
「何だ、真かよ。」
隼人はめんどくさそうに言った。
「何だとは失礼な。ほれ、差し入れだ。」
真はコンビニのビニール袋を隼人に見せる様に持ち上げた。
「そういえば、言ってたなー。」
隼人は実玖の言葉を思い出した。真を家に招き入れた後パソコンの前に座りなおした。真は後ろから覗き込んで呟いた。
「先輩に聞いた通りだ。本当にゲームしてるんだな。」
「そういえば、{リセット}事件は今どうなってるんだ?」
「それ、聞いちゃう?」
隼人の言葉に真は困った顔をして唸りながら言った。
「手がかりが全くないからなー。ローラー作戦でしらみつぶしに一つずつ潰してる段階なんだよな。」




