表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/40

DVD


干渉に浸りつつも、紙に二人の順位を書いた。

すぐにでもメールを返したかったが、仕事をしなければ、、、桃子さんにメールしたい気持ちを抑え、パソコンの電源を入れた。そして、{最後のスイッチ}を立ち上げた。


「セーブしたところから再開、、、ということは、、、」

隼人はカーソルをテレビに合わせてクリックした。DVDを手に取った。


ー家族全員で海に行ったよ。

 浜辺をパパと僕と妹とママで競争したんだ。

 僕は〇番で妹は〇番?


 〇に入る数字を打ち込んでね。


これは多分妹だろう、、、妹を選択してっと、、、

順番だろ?ヒントが隠されているとすれば並んでいる順番。前から数えて、僕は二番、妹は三番かな?


隼人はOKボタンを押した。


ブッブー

そりゃ、そうか。そんな単純じゃないっか。じゃあ、反対の組み合わせっと、、

ブッブー

やっぱ、無理かー、、、

伸びをした時に、はじめとゆいの徒競走の順位をメモした紙が目に入った。

まさか、、、二人で手を繋いでゴールしていたとしたら、、、


隼人は恐る恐る二つの〇に同じ数字を入れた。


ピンポーン

音がして妹の足が人間に戻った。良かった、正解か。

隼人は二人がどんな理由で同じ順位になったか考え、微笑ましく思った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ