表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/40

刑事になりたい理由


泣くくらいなら、迎えに行けばいい。

大抵の奴はそう言うが、桃子さんに何と言って謝ればいいのかすら、考えられない。それを知って、桃子さんは、

「貴方の所にお嫁に行ってもいい?」

と言ってくれた。桃子さんは、yesかnoで答えられる質問にしてくれる。


苦手な事から逃げていた。桃子さんが傍にいたから、全部頼っていた。

だから、未だに自分の気持ちを言葉にするのが苦手だ。

器用じゃない俺は、[家族]と言う支えを失って心のバランスを崩した。桃子さんや子供達の事を考えると、仕事も手に付かなくなった。仕事に身が入らず、ミスを連発。希望していた部署に配属されたのにやる気が出ない、、、3日目に気付いた。


刑事になりたいんじゃない。刑事になった自分を、誰かに見せたかったんだ。

俺だって、刑事になれたぞ!って。刑事になれば、性格が変わるって。


これを真に受けたんだな。はじめと一緒に日曜日の朝見てた特撮ヒーロー。何の変哲もない男が、ヒーローに変身した途端強くなる。自分もそんな風に、、、



そんな訳ないのにな、、、



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ