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直感
あれは芝居だったのか、、、
さっきの光景を思い出して背筋が冷たくなるのを感じた。
皆を騙すだけであんなになるなんて、、、隼人は怒らせないようにしようと心に誓った。
「俺は、この後どうすれば、、、」
「ああ、お前は謹慎扱いになってるから明日から出社しなくていいからな。家で、一日も早くゲームをクリアしてくれ。」
「でも、博士の捜査は、、、」
「真に伝えるから、真に聞いてくれ。お前のゲームの進行状況も真に報告しろ。」
「私達は、{最後のスイッチ}の景品が、リセットウイルスではないかと睨んでるんだ。」
「リセットウイルス、、、」
「ああ、時期も丁度重なるしな。誰かに世界の命運を預けるくらいイカレタ考えなんだ。ありえない話ではないだろう。」
実玖は自信満々に胸を叩いて言った。
「なんて言ったって私の直感が怪しいと言っている。」




