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秘密の共有


隼人は耳を疑った。特別任務でゲーム?これは、遠回しなクビ宣告なのか、、、?

隼人はとにかく謝った。頭を地面に擦りつけながら言った。


「すみません、二度と遅刻もしませんし、書類も持ち出しませんので、どうかクビだけは、、」


「なにを言っているんだ。私はお前にゲームをクリアしろと言っただけだぞ?」

実玖は呆れ気味に首を傾げた。


「それは、、遅刻するほどゲームが好きなら仕事なんか辞めちまえと言う意味では?」

隼人の言葉に実玖はお腹を押さえて笑い出した。


「馬鹿な奴だなー。確かに、ゲームに夢中になり過ぎて遅刻するのは感心せんが今回の場合だけは特例中の特例だ。」

実玖は笑って続けた。


「まあ、そう思っても無理はないか。私のあの剣幕の後の呼び出しだからな。悪かったな、ビックリさせて。これは水面下での作戦なんだ。だから、表向きにはお前は遅刻で謹慎中ってことに。お前は家で特別任務を遂行してくれ。まあ、事が事だけに仲間の中に情報を漏らしたり、博士と繋がっている輩がいないとも限らんしな。」


「誰にも秘密と言う事は、真には、、」


「あいつは事情を説明してある。朝の事もあいつと打ち合わせしたんだ。」



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