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特別任務
実玖に個室に呼ばれて隼人が入ると扉を閉め、実玖の方を見ると実玖は椅子に座るように促した。隼人が座ったのを確認すると実玖が口を開いた。
「、、何で呼ばれたか分かってるな?」
「はい、申し訳ありません。このような事は二度と、、」
「遅刻の事じゃない。」
「えっ、、、?」
「お前、廃棄になった資料を持ち出しただろ?」
資料という言葉に隼人は反応した。
「、、どうしてその事を?」
「どうしても何も、そうなるようにお前に廃棄だと言って反応を見たんだ。」
実玖はそう言うと前のめりになった。
「やったのか?{最後のスイッチ}を、、」
「、、はい。」
「どこまで出来た?」
「まだ一問目しか、、、」
「、、やはりな。お前なら出来ると思っていた。」
実玖は何か呟くと数回頷いて、隼人に言った。
「お前には特別任務を任せる。」
隼人は唾を飲み、次の実玖の言葉を待った。実玖は言った。
「{最後のスイッチ}をクリアしろ。」




