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人生いろいろだね

作者: りゆき

主人公は主人公には不似合いな人間です。

昨日、高校の卒業式があった。

女子が泣いていた。

男子も数名、泣く人がいた。

なんで泣くんだろう…意味がわからない。

高校卒業したけど、これから何しよう?


ジリリリリリリン…

目覚まし時計の音が響く。

「あー、高校行かなくてよかったんだ」

独り言を言いながら起きた。

「ご飯どうする〜?」と、お母さんの声が1階から聞こえた。

「今いく〜」

そう答えて1階におりた。


「改めて、高校卒業おめでとう」

お父さんが笑いながら言った。

お母さんも言った。

昨日、卒業式が終わった後、

長年の夢であったスマートフォンを

買ってもらった。

数ヶ月後には月額は自分で払うようになる。

「ありがとう」

そう言ってご飯を食べた。

早速、スマホでバイトを探した。


良いのが無かったので、散歩する事にした。

近所に新しくコンビニができていた。

なんと、[バイト募集中] と、書いてある

ポスターがあったので、

電話して話を聞いた。


数日後、

面接があった。なかなか緊張した。


数日後、

電話がきた…

合格したらしい。

嬉しかった。

高校を合格した時の喜びを思い出した。

その後、いろいろと面倒な手続きを終え、

早速、明日から仕事に行くようになった。


昨日、今日の事を明日と呼んだ日。

昨日の事を今日と呼んだ日の次の日になった


朝早くに掃除をする事になっていた。

あー、眠い…

これから毎日、こんな早くに起きないといけないのか…

そんな事を思いながら掃除をはじめた。

「おい、あんた何歳かな?」

いきなり50歳を過ぎているであろう人に声をかけられた。

「18歳です」

この人ウザいとか思って適当にこたえた。

「そーか、まだまだこれからだな」

そう言ってそいつは掃除にもどった。

こいつ、一生フリーターだな…


客が来る時間になった。

接客はまだしなくていいらしい。

しかし、商品を並べたりしなくてはいけないらしい。


終わりの時間になった。

帰りに捨て猫を見つけた。

無視して帰った。

きっと、あの猫は誰からも拾われずに

死ぬだろう。

しかし、俺には関係の無いことだ。


でも、夜になって後悔しはじめた。

もし、あの猫が死んだら自分のせいだ。

自分の良心が自分を叱る。

ほぼ、何も考えずに猫がいた場所へ走った。

…猫はいなかった。

あの猫が自力で出れる所じゃない。

きっと誰かが拾ったんだろう。

「あー、心配して損した」

そう独り言を言ったが内心は嬉しかった。


ジリリリリリリン…

今日から接客もある。

その前に掃除をしなくちゃいけない。

バイトと親が頼り。

こんな人生だが楽しい。


未来の自分かもしれません

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