三階堂戦3日前の練習にて
三階堂戦まで後3日
グラウンドでは野手組が練習してる。
「バッチコーイ!」
「ハイハイハイ!」
「セカンドカバー遅いぞ!」
「バックホォォム!」
そんな中、淡々と1人グラウンドを走るヤツがいた。
熊谷満
「ハッハッハッハッハッ」
熊谷満だ。
前園裕也
「ハッハッハッハッハッ」
その少し前を前園が走ってる。
前川久男
「前園、熊谷、藤沢に、あともう2~3人投手が欲しいですね」
安藤義男
「そうだな」
安藤義男。白虎学園OB。白虎学園野球部部長。
前川久男
「夏は前園と熊谷の2枚看板で挑みたいので」
安藤義男
「それなら三階堂戦は熊谷が先発だな」
前川久男
「は!?」
安藤義男
「春期大会でシードを勝ち取るのもいいが…。ここで1回熊谷に先発させれば…」
前川久男
「確かにそうですが。相手は三階堂ですよ」
安藤義男
「三谷だろ?あいつだけじゃないのか?」
前川久男
「いいえ…」
安藤義男
「違うのか?」
前川久男
「印旛シニアの代田が1番で、元中学関東選抜4番の中田が主砲を勤めてます」
安藤義男
「そういえば…」
前川久男
「ランクもEでなかなかの相手ですよ」
安藤義男
「だからこそだな。そこで勝つか、無失点に抑えれば熊谷は大きな自信になる」
前川久男
「確かに…」
安藤義男
「それに明日から臨時コーチであいつが来るからな…」
前川久男
「はい…」
熊谷満
「ひぃ~。キツい!」
安藤義男
「それじゃ明日からお願いします」
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「わかりました」




