【練習試合第一戦】白虎学園vs雷鳴轟 山田信司
山田信司は打撃は非凡だった。
何回も書いたが2年の夏の打率は2割台だ。※準決勝敗退
けど打撃以外の面でずば抜けていたからレギュラーを張っていた。
山田信司
(あぁ~、2死満塁か~)
相手投手は中国地区では最強と言われるサウスポー
前園が出れば関東1vs中国1の対決が見られた。
状況は白学3点ビハインドの2死満塁。
まず第1球
ズバァン
主審
「ストライク!」
インローのカットボール。
山田信司
(打ったら凡退していた)
山田は捕手だから頭の中は打者のデータしかない。
しかしその打者のデータはプロの捕手顔負けの情報量だ。
バシィ
主審
「ボール!」
1球目同じくインローに変化球。
山田は見逃す。
山田信司
(ボール1個分出し入れするのか…)
泉野翔
(東京の審判は外寄りを甘くみるのは本当だな)
続く2、3球はそれぞれストライクとボールで平行カウント。
山田信司
(追い込まれた)
友岡勇気
(決め球は…)
ピシュ
アウトローにボールが来る。
山田信司
(入ってる)
山田は振りにいく。
カキィ
主審
「ファール!」
山田信司
(ファールになった…)
泉野翔
(もう1回、ボール1個)
ピシュ
カキィ
主審
「ファール!」
山田信司
(今のボールだったかもしれないな)
泉野翔
(勇気、変化球でアウトロー)
友岡勇気
(OK)
ピシュ
山田信司
(…ボール)
バシィ
泉野翔
(あ、これは)
主審
「ボール!」
泉野翔
(外れたか…)
山田信司
(あ~、緊張する)
山田が1回打席を外した時、3塁ランナー平田は内心イライラしていた。
平田祥二
(言いたくないけどあれはヒットにしてくださいよ)
友岡勇気
(次はインハイにいきたいな)
泉野はインハイのサインを出す。
友岡勇気
(よっしゃ)
ピシュ
カキィン
泉野翔
「ショット!」
ボテボテの緩い打球はショート要に向かう。
泉野翔
「ファースト!」
泉野はファーストに指示。
ランニングスローから要は1塁に投げる。
山田は全力疾走で1塁に飛び込んだ。
1塁審
「セーフ!」
山田信司
「しゃあぁ!」
塁上で山田が吠える。
山田信司
(低めが多かったから高めくるかな?って思ったら当たったよ)
熊谷雅昭
「すいません。タイム!」
ベンチから雅昭が出た。
熊谷雅昭
「代打中原です」
主審
「はい」
山田信司
(中原が?)
前川久男
「中原、臆せずいけよ」
中原海斗
「はい」
現在の状況
白 3ー5 雷
熊谷満
「俺の出番まだかよ」




