練習試合 対所沢農大戦 山田と城山
8回裏、白学は平田、川石、北条と三者凡退した。
そして9回表。
開き直った前田はまず5番鈴木をショートゴロ。
6番名島に初ヒットを許すが7番城山をレフトフライ。
8番中井の代打の木原は初球打ってセンターライナー。
9番小木原の代打で出た1年の佐藤を空振り三振に仕留めてゲームセットとなった。
主審
「両校礼!」
「「ありがとうございましたぁ!」」
そして所沢農大は荷物をまとめて帰ろうとする。
山田信司
「久しぶりだな」
山田は幼なじみの城山に声をかける。
城山豪
「おぅ信司。久しぶり」
山田信司
「今日はお疲れ」
城山豪
「2試合とも勝ちやがって、こっちはどっちも負けたぞ」
2人は今日の試合について感想を述べると
城山豪
「しかし流石は強豪だな。1、2年だけでも強いな」
山田信司
「それは皮肉か?」
城山豪
「皮肉じゃねぇよ。真実だ」
山田信司
「そうか。今年はいけそうか?」
城山豪
「微妙だ。中島、手越や本町が頑張ってくれてるんだがな」
山田信司
「頑張って一緒に甲子園出ようぜ!」
城山豪
「お互い、かなりのライバル校があるけどね…。甲子園でリード対決楽しみにしてるぜ」
城山はそう言ってバスに乗り込み
城山豪
「じゃあな」
山田信司
「あぁ」




