練習試合 対所沢農大戦 試合前
~日曜日~
白虎学園野球部は石川県加賀学園高校と埼玉県所沢農大付属と練習試合を行う。
まず最初に来た石川県加賀学園との練習試合
1回
加賀学園の先発は熊谷満の知り合い前田達彦
先頭打者竹岡がエラーで出塁も無得点。
白虎学園の先発は藤沢明で初回巧みに投げ分け無得点
2回
加賀学園前田達彦の前に三者凡退
平沢守
「あの1年やるな;」
そして加賀学園は4番筒井の2塁打に6番石川のタイムリーで1点先制
石川広太
「っしゃあ!」
藤沢明
「っくそ」
3回
前田達彦のテンポが良くなり松戸、村雨、藤沢三者凡退
続く加賀学園は1死2、3塁になるものの藤沢の牽制と三振で乗り切る。
4、5回
どちらも三者凡退
6回
加賀学園は投手を前田達彦から福山紀之にスイッチ
白虎学園も調整目的で藤沢明から前園裕也にスイッチ
山田信司
「公式戦と同じな」
前園裕也
「はいはい」
7回
白虎学園松原のプッシュバントをきっかけに平田、平沢が連打、2点もぎ取る。
結果、これが決勝点になり2ー1で白虎学園は勝った。
加 010 000 000|1
白 000 000 20X|2
主審
「両チーム礼!」
「「ありがとうございましたぁ!!!」」
松田信夫
「達彦のヤツ上手くなったぁ」
熊谷満
「甲子園は経験やっぱり違うなぁ」
2人は試合を見学しながらキャッチボールをしていた。
そこへ
前田達彦
「久しぶり」
熊谷満
「よ、大エース様」
先ほどの先発前田達彦登場
前田達彦
「手ごわかったぜ。白虎学園」
熊谷満
「嘘つけ。余裕しゃくしゃくの顔しやがって」
松田信夫
「甲子園行ったからって調子のんな」
前田達彦
「いやぁ~、良かったよ、甲子園」
熊谷満と前田達彦の関係はいずれ語るとして
熊谷満
「そういえば次はそっちと所沢農大じゃなかった?おまえ出ないの?」
前田達彦
「さっき投げたばっかだぞ?125球を」
松田信夫
「じゃ次は別の投手か」
3人はグラウンドを見る。
マウンドには左投げの投手が投球練習していた。
前田達彦
「次は奥崎先輩が先発なんだ」
熊谷満
「へぇ」
松田信夫
「満。そろそろ俺ら準備しないと」
熊谷満
「そうだな」
前田達彦
「頑張れよ」
加賀学園と所沢農大の試合は5ー3で加賀学園が勝った。
熊谷満
「終わったね」
前川久男
「よしいくぞ!」
「「おっす!!」」
白虎ナインはグラウンドに足を踏み入れた。
両チームスタメン(○内は学年)
白虎学園
1竹岡(遊)②
2松原(二)②
3松田(捕)②
4平田(三)②
5川石(左)②
6北条(一)①
7野坂(右)①
8熊谷満(投)②
9倉石(中)②
所沢農大
1中島(中)②
2本町(一)②
3坂原(二)③
4田中(左)③
5鈴木(遊)②
6名島(右)③
7城山(捕)③
8中井(三)③
9手越(投)②




