石大青陵 スカウトと解説者の談話
1塁スタンド
プロ野球大阪ジャガーズのスカウト。葛城良太がいた。
葛城良太
(今日は前園が先発だ)
内藤修三
「あれが前園か」
葛城良太
「はい」
葛城の隣にいる男性は内藤修三。
元プロ野球選手の解説者だ。
ちなみに投手。
葛城とは同期である。
ズバァン
グラウンドでは白虎のエース前園裕也と石大青陵の主砲後藤明仁の対決が行われていた。
B●●
S●
O
内藤修三
「そういえば、大阪は今年誰狙っているんだ?」
唐突に内藤が葛城に聞く。
葛城良太
「東都大のエース、内川」
内藤修三
「やっぱりな」
内藤は納得した言い方だ。
内藤修三
「先発陣を強化したいんだろ?」葛城良太
「まぁね。」
今年の大阪ジャガーズ。まだ開幕したとはいえ、先発陣は左の能原、石田。右の久田に安川、そして外人のレターズとマスキート
駒は揃ってる。
しかし昨シーズン
能原 29試合12勝10敗
石田 25試合9勝14敗
久田 20試合8勝8敗
安川 21試合9勝5敗
レターズ 22試合10勝7敗
マスキート 23試合9勝9敗
それ以外はみんな2~5勝
葛城良太
「やっぱり常勝を目指すためには、ビックバンズみたいに3人は10勝の勝ち頭は欲しい」
内藤修三
「なるほどな、あそこは外海に澤田、西野と昨シーズン10勝以上が3人いるうえに5勝以上が5人いたもんな」
葛城良太
「とりあえずウチは1~3位まで投手でいく」
内藤修三
「それは確かか?」
葛城良太
「だってウチは伝統的に投手のチームだから」
そんな話しをしていると、気がついたら三者凡退でチェンジだった。
葛城良太
「それよりも内藤。今日の千葉シーサイドズvs神戸ブレーブスの解説頑張れよ」
内藤修三
「あぁ、成海と金田が先発だから投手戦になるな」




