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オリ主な俺と魔王、兄。  作者: 駄文商工会
本編(弟と騎士校)
9/15

兄弟と授業参観②

残面「久しぶりの更新だぜ!!」


親友「ねぇ、残面」


残面「どうした、親友」


親友「世界意志が『ネタが思い浮かばないからさっさと予習に入ってくれ』だって」

残面「……なん…だと…」


親友「では予習スタートだよ」

ロリ「さて、皆の衆、久しぶりじゃな。突然新キャラの挨拶で戸惑う部分も多々あるじゃろうが先ずはご清聴願いたい」


兄貴「フム、やっとまともな口上が出来るヤツが出てきたな」


残面「それ、兄貴が言っていいの?」


兄貴「知らん」


残面「いや、知らんって…」


ロリ「……コホン。それでは予習をはじめるぞ。まず今回は前回の後書きにあった通り、妾こと生徒会長についての話になる。表記は『会長』となるはずじゃ」


親友「清々しい程に『ロリ』って表記されてるけどね」


バイ「まあ、言ってやるな。時には本人が知らない方が幸せってこともあるのだからな」


親友「うわぁ、バイ長のクセに珍しくまともなこと言ってる」

バイ「うるさい、バイ長と言うな!!というより何故貴様の表記は『親友マブ』なのだ!!貴様なんて『残乳』でじゅうb……」


ガシッ

ギリギリ…


残乳「全く、余計なことを言わなければ僕だってこんなこと(アイアンクロー)しなくて済むと言うのに…

ほら見なよ。僕の表記が『残乳』になったじゃないか。この落とし前、どう責任とってくれるんだい?ねぇ…ねぇ?」


ミシッ

ギリギリ…


残面「やっ、やめるんだ親友!!死んじゃう!死んじゃうから!?それ以上締め付けたらバイ長の頭パーンなるから!?」


残乳「フッ、フフッ、フフフフフフ…」


残面「ヒィ!?か、会長!!助けてください!このままだと、バイ長が!バイ長があ!!」


ロリ「…………うっ…」


残面「うっ?」


ロリ「うわぁぁぁああん!!わらわがまじめにはなしてるのに、なんでおまえたちはそこまでさわがしいんじゃ!すこしはしずかにはなしをきくことくらいできんのか!?

というよりさっきのはなしじゃってぜんぶぜんぶきこえてるんじゃよ!?ひょうきがろりだったのでもしょっくじゃったのになんなんじゃおまえらは!?おまえらなんか…おまえらなんかだいっきらいじゃ!うわああああああん!!」パタパタパタパタ←会長が走り去る音


残面「ああ、会長が幼児モードに!!っていうか待ってください会長!!危ないから!?その状態で全力疾走なんてしたら危ないですから!?


とりあえずバイ長!!親友からは自分で脱出して下さい!!それじゃ、失礼します!!

待ってください会長〜………」


ドドドドド…←残面が走り去る音






バイ「待ってくれ残面……これから脱出とか絶対無理だから…」


親友「フフフフフフフフ…」




兄貴「過去最長の予習なうえに

かおすだな」


侍女「全くですね、

では本編スタートです」


兄貴「最後はお前が締めるのか…」


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


lesson.1 その幼女、生徒会長。


ロリ「誰が幼女じゃ!!」


兄貴「開幕早々どうした?」


ロリ「いや、すまん。少し電波を……」


兄貴「それを言ったらこの小説はメタまみれの電波小説だぞ?」


ロリ「……小説かどうかも怪しいがな…」


兄貴「フム、正論だな。それで、仮にもこの王国の第三王女(幼女)たるお前がこんなところにいるんだ?」


ロリ「妾がここにいる理由は、将来有能な臣下になりうる者を早いうちに見つけ、育て、家臣とするため。それと、生徒を通じて貴族である親との関係を持ち、自らのパイプを磐石にするための二つじゃな。

まあ、お主のことじゃ、大方予想はついておったんじゃろ?」


兄貴「それくらいはな。しかし先程の様子から察するに、流石に我が愚弟が通っているとは夢にも思わなかったようだな」


ロリ「ああ、全く思わんかった。まさか、あの『真性ぶらこん』を自他共に認める大総統が、目にいれても痛くないという程可愛がっている弟を全寮制の騎士学校に入れるとわのう…

きっと世界が震撼するとはこの事をいうんじゃな」


兄貴「フッ、愚弟が望んだ道を兄として全力をもって支援する事の何がおかしい?

確かに俺は慢性的な愚弟成分欠乏症に陥ったが、それがアイツの望むことなら俺が我慢するのは最早宇宙創世の頃より定められし道理。決して覆すことなど叶わんものだと理解しろ」


ロリ「…………ここまでブラコンじゃと鬱陶しいとか面倒だとか通り越していっそ清々しいのぅ…

じゃが残面からすればどうだかのう」


兄貴「何?」


ロリ「いや、何大したことではないぞ。もし、自分にそんな兄がいたら鬱陶しくて仕方がないから騎士学校に入った、辺りが一番大きな理由になりそうだな。と思ってのう」


兄貴「……なん…だと…」


ロリ「イヤ、妾ならという話じゃからな?実際に残面がそう思っているとは限らんからな?じゃから、そんな世界の終わりみたいな顔をするな」


兄貴「……いや……しかし………」←涙目


ロリ「すまんかった。すまんかったから気を取り直すんじゃ」


兄貴「フッ、フフ」


ロリ「ど、どうしたんじゃいきなり…」


兄貴「フフフフフフ…ハハハハハハ。

ハーハッハッハッハッ!!


そうか!

俺は弟にそのように思われていたのか!!

そうだよな、確かに言われてみれば面倒臭い兄であったよ!!

フッフッフッ…よろしい!ならば壊そうじゃないか!!


組織を、


街を、


国を、


世界を、


面倒臭い兄である俺自身を!!


そして俺は作り上げる!!


弟が統べる新たなる世界を!!


そして、その世界を見た暁には、この面倒臭い兄は自決しよう。


そうと決まれば、最早一刻の余地もない。侍女よ、各組織に通達。


『刻は満ちた、故に喰らい尽くせ』


とな。

さあ幼女よ、そこで見ているがいい。

世界の裏が表に牙を向くその歴史的瞬間をな!!」


ロリ「…………(唖然)

って、ハッ!?待て落ち着け!お主今何を言ってるのか解っておるのか!?」


兄貴「当然だ。

……俺は不甲斐ない兄であった。

ただそれだけの話だ」


ロリ「違う!!全然解っとらん!!

ああ、もう、たすけてざんめん!!うわああああああん!!」


残面「何このカオス」



残面「兄貴はこのあと俺が説得し、会長は子ども好きな親友が慰めて事なきを得ました」


親友「全く、手間のかかる二人だね」


兄貴・ロリ「「流石に申し訳ない」」


侍女「それもまたギャップ萌えですよね。私みたいな凡人には真似できませんけど」


バイ「いや、幼女は面倒だぞ。私のような常識人には真似出来ないな」


親友「ドMなストーカー予備軍とバイセクシャルのどこが凡人、常識人なのさ」


残面「……ああ、他にもツッコミがいるって素晴らしい」



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