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ギブソウル(仮)  作者: AKUE
プロローグ
5/6

戦闘突入

いつもありがとう御座います。


やっと初戦闘シーンです。

では、お楽しみください。

俺は追って来る敵との戦闘のため広場の奥まで走り敵に向合うため振り向いた。

それと同時に前方から「カサカサ」という音と共にイルウルフが3体現れた。


イルウルフは目が3つあり1.5m程ある体格が特徴のこのMAPでは雑魚扱いされているLv53の狼型モンスターで、属性は土で主攻撃方法が爪や牙などの物理攻撃、3から5体の群れで現れる事が多い。 急所は額にある目と首と胸部中央の心臓、弱点は目、関節にある。


それに対して俺はレベル10だが、戦闘システムをEM(エキスパートモード)にしているうえ転生による補正もあるので倒すのは可能だ。


スキルはサポート系身体強化の全スキルと思考加速を起動してある。

これによりステータスを最大2倍まで底上げされており、思考は通常の3倍程度まで加速されている。

本当は魔術系の身体強化の方が性能が良く一時的に最大で4倍まで底上げできるため多くの人はそちらを使うが、俺は常に使用でき魔力を消費しないサポート系を中心に使用している。

ちなみに魔術系とサポート系の身体強化の同時使用は、RiOライストーン・オンラインのスキル仕様のため使用が難しくできる人はほぼいない。


俺は加速された意識で現れたイルウルフの状況を確認する。

イルウルフ3体は左側7mと正面4m、右側5mの距離からこちらへ向かって突っ込んできている。

俺は1対多の戦闘時のセオリー通りに1対1の戦闘を心がけた戦術を取る事にする。


まず一番距離のある左端のイルウルフに向けてナイフを少し間隔をあけて2本投擲した後、正面と右側のイルウルフが直線上に並ぶよう左へ移動をする。

左側のイルウルフは投擲されたナイフを回避するため減速し右側へ回避行動を始めた。

それに対し正面の敵は俺の動きに合わせ方向を変えながら3m程ジャンプし飛び掛ってきたので、俺はすかさず飛び上がったイルウルフの下に走り込みながら首の付根へ剣を突き立てそのまま剣を引抜くよう動かし通り抜ける。

急所である首と心臓へのダメージにより即死又は致命傷を負ったと思われるイルウルフは「ドサッ」という音と共に地面に落ちた。


まだ生きている可能性はあるが最低でも致命傷は与えたためしばらくは動かないと判断した俺は、残り2体のイルウルフに意識を向ける。


残りのイルウルフは先ほどナイフを交わしたのが左側3mのところに、もう1体は正面1.5mから速度を増してこちらへ突撃攻撃に入っている。

俺は剣に闘気を纏わりつかせながら、残り2体が再度直線上に並ぶよう突撃攻撃をかけてきたイルウルフをギリギリの所で右側に回り込み回避行動をとる。

そして、目の前を通り過ぎるイルウルフの首に左上から右下に向けて闘気を纏わせたショートソードを振り下げた。

ショートソードは振り下げた速度とイルウルフの移動速度により首の半ばまで食い込みイルウルフの前足が崩れ動きを止めた。

それと同時に残り1体が目前で止まったイルウルフを避けるかたちで4mほどジャンプしたのを視界に捕らえる。


俺はショートソードが刺さっているイルウルフに足をかけ一気に抜くと、上を跳び越えるイルウルフの右後ろ足の付け根目掛けて、ショートソードに纏わせた闘気を刃として打ち出す中距離用基本スキル「刃波はなみ」を打ち出す。

打ち出した刃波は狙い通りの場所にヒットし右後ろ足を付け根から先を切り取った。

切取られた足は霧状になり喪失した。 これは部位破損した事による現象だ。

刃波により足を切取られたイルウルフは攻撃と部位破損の反動で体制を崩し背中から地面へ落ちた。


「ラストォーーー!」


俺は体制を立直そうともがくイルウルフの額の目に向けてショートソードを突きさし止めを刺す。

イルウルフは一瞬体を痙攣し崩れた瞬間、ショートソードが「パリーン」という音と共に砕け散った。


「ふぅ、さすがに壊れたか……」


使用する武器は全て耐久度が設定されており、耐久度が0になるとその武器は崩壊し修理できなくなる。

そう簡単に破壊することはないが、最弱のショートソードでLv50以上の敵と戦ったため武器の耐久度を使い果たしてしまったようだ。


俺はイルウルフが全て死亡したのを確認すると、倒したイルウルフに触れ頭の中で「ゲイン」と呟いた。

そうすると触れていたイルウルフが霧状になって消えた。

RiOでは敵を倒しただけで経験値やアイテムが取得できなく、取得には倒した敵に触れ頭の中又は口で「ゲイン」と言う必要がある。


3体目のイルウルフを霧に変えたところで、ログを表示させ先ほど壊れたショートソードの代わりとなる武器が取得できたかどうかを確認していく。

取得した内容はリアルタイムで視覚上に表示させる事もできるが、この方法だとイザって時に邪魔になるので俺は後でログで確認するようにしている。


ログを見ているとには狼の肉やイルウルフの目など食糧、素材系のアイテムばかりだが最後にショートソードがあった。


RiOは同じ名称の武器でも性能が大きく異なる。

理由は武器タイプというステータスで名称や攻撃タイプが決まり短剣や鈍器など10タイプ計50種類ある。 ショートソードと同じ短剣は他に「ファルシオン」や「レイピア」など5種類ほどある。

例外はレアやユニークアイテム、高スキルプレイヤーが作成したアイテムで武器固有の名称を持っている。

武器の攻撃力などは素材や属性、特徴などのステータスで決まり、内容によってはレアアイテム以上の性能を持ったショートソードもある。


取得したショートソードのステータスを確認すると、先ほど使用していたショートソードの4倍程度の性能があった。

先ほどまで使用していたショートソードの素材が鉄で基本攻撃力が20なのに対して、今回入手したのは素材がステンレスで基本攻撃力が80あり耐久度も向上している。

さらに属性に土、特徴に高耐久度が付きでさらに耐久度が向上している。


メイン武器を入手した俺は先ほど投げたナイフを回収して、取得した武器を腰に下げながら町に向かい走り始めた。

難しいです、戦闘シーンは……。

色々試して見やすい書き方を勉強できればと思います。


次回は妹と合流か!?

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