やはり家令は全員セバスなのか!?
──ガラガラガラガラ
スキル画面はガチャ画面に切り替わり、従者ガチャを選ぶと“1連or11連”の文字が現れた。
もちろん迷いなく11連だ。
──ポンっ
11個のカプセルが画面に出てきてそれをタップして中身を確認するみたいだ。
全部カプセルの色が白色で嫌な予感しかしないんだけど、全部白で統一とかしてるのかな?
そうだと言ってくれ……
『いえ、白はノーマルで銀はレア、金がスーパーレアで虹色がウルトラレアです』
「なんとなくそんなことだろうと思ってたよ!」
いや、落ち込んでも仕方ない。まだ11連だから簡単に出るとも思っていない。
(N)パン10個
(N)パン10個
(N)木材
(N)パン10個
(N)銀貨10枚
(N)木の木剣
(N)パン10個
(N)金貨10枚
(N)じゃがいもの種
(N)木材
(N)パン10個
……とりあえず毎日パン食べろってこと?
「アイちゃん、この銀貨とか金貨とか何に使うの?」
『街を作るならこの街の共通貨幣にしてもいいですし、必要ないなら潰してインゴットにすることも可能です』
そうか、外では使えないけどここでなら共通貨幣として使えるのか……まだ全然足りないけど取っておこう。
「ちなみにこのパンは収納にストックしておいても腐ったりしない?」
『はい、変わりません』
腐るならその辺のハトにでも配らないといけないところだったよ、良かった。
残り900ポイント、まだ従者ガチャを回しても大丈夫だな。こういうのは思い切りが大事!
──ガラガラガラガラポンっ
「きた、あつい!銀色1個と金色2個だ!さっきの爆死はこのためだった!」
銀はわからないが金色は可愛いメイドが2人出る気がする!
(N)銅貨10枚
(N)パン10個
(R)無限ジョウロ
(N)木材
(N)パン10個
(N)銀貨10枚
(SR)従僕見習い アルト 7歳
(N)パン10個
(N)玉ねぎの種
(SR)元公爵家家令 セバスチャン 59歳
(N)木材
「お初にお目にかかりますご主人様。」
「は、はじめましてご主人様!」
っ……セバスチャンだと?あの有名な名前の家令など本当に存在してたのか。白髪混じりの髪に片眼鏡、本当に家令かと疑いたくなる程の武人みたいなオーラ。頼りになりそうだ。
そして、従僕見習いとは何をするんだ?そもそも7歳は元気に遊ぶ時期じゃないのか。
「ああ、よろしく頼むよセバスチャンとアルト。ここは俺のスキル箱庭の中でまだなにもないんだ、今後も二人みたいに従者や住民を増やす予定だし畑なども作って街にしていく予定だ。手伝ってくれると嬉しい」
「かしこまりましたご主人様」
「わかっ、かしこまりました!」
アルトはそんな丁寧な言葉じゃなくてもいいのに。それより俺の可愛いメイドは!?セバスチャンの名前にびっくりしすぎて忘れてたけど癒しはどこに!?
……はっ!アルトが癒し枠か!?
俺たちは今後の計画などを話し合おうと思ったが、今日は夜も遅い。2人には狭いが小屋で寝てもらおうと思い中に入ったが、家具などはもちろん何一つなかった。
「ごめん、家具などもまだ準備してなかった。作れるような人が今後入ればいいんだけど、無理だったら買ってくるし。今日は俺の部屋からお客様用の布団持ってくるからそれで我慢してくれ」
「雨風凌げれば十分でございます」
「僕もどこでも寝れます!」
何も考えないでガチャを回すからこうなるんだ……気を使わせてしまって申し訳ない気分になる。これが可愛いメイドなら一緒のベッドで今日だけ我慢してくれなんて言うが、おじさんと子供と寝る趣味はないんだ。
「明日のことは明日になったら考えよう。明日の朝また来るから、二人ともゆっくり休んでくれ」
「お休みなさいませご主人様」
「お休みなさいませ!」
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俺はベッドでつい先程までのことを考えていた。朝、憧れだった覚醒者になり戦闘スキルではないものの自分だけの世界に新しく従者となった二人。
今後可愛いメイドやお嫁さんなんかも出来たりして、うるさい上司に毎日怒られることもなく幸せなスローライフ。
夢みたいだ、と春樹は嬉しくなる。まだまだ建物や物資、足りないものはたくさんあるがみんなでゆっくり協力して作り上げていくのも悪くないなと。
明日はどんな一日になるのかと楽しみな気持ちで眠りにつく春樹だった。




